中部総合事務所 県民福祉局 共生社会推進課の工程表
基本的事項
所管組織、所管責任者
所属名 共生社会推進課 所属長名 野藤和則 電話番号 0858-23-3121
組織目標
・良質な福祉サービスが受けられる環境づくりを進め、県民の豊かな生活を応援します。
・障がい者が地域で安心して暮らし、働き、活動できるよう、市町及び関係機関と連携して相談・支援を行います。
1.政策内容と目標
(1)政策内容
農福連携の推進
■SDGsのゴール
関連なし
(2)今年度の目標
1 マッチングによる受委託の継続、又は直接契約への移行に向け、農家と福祉事業所の意向等を踏まえ調整していく。(直接契約に移行した案件については必要な技術的支援を実施。)
2 自主農業に取り組む福祉事業所について、必要に応じて農林局等と連携して技術的支援を行う。
3 作業工賃の高い作業の安定的な受託に向けたマッチングに取り組むほか、新たな受託作業の掘り起こしやイベントへの出店などの調整に取り組む。
測定指標
測定指標なし
目標を実現するための主要事業
番号 | 主要事業・主要制度 |
1 | 農福連携推進事業 (予算額(事業費)19564千円) |
2.評価
■中間評価(9月末時点)
今年度の取組 | 成果 |
1 マッチングによる農福連携の取組の継続・拡大
・これまでマッチングにより契約に繋がっていた農福連携による農作業の受委託が継続されるよう、引き続き、農業者と福祉事業所のそれぞれの意向や課題を確認しながら調整していく。
・高齢や重度の障がい者が多い事業所では、施設内でできる作業受託のニーズが高いため、引き続き大豆選別、らっきょう根切り、分別作業などのマッチングを行うとともに、新たな受託作業の開拓を進める。 | ・福祉事業所では、長引く新型コロナウィルスの影響で企業からの軽作業依頼が激減していたが、経済活動の動きとともに徐々に戻ってきていることから農福連携事業を紹介し、農作業の新規受託をマッチングさせた。
・また、これまでマッチングした農作業についても、農業従事者と福祉事業所のそれぞれの意向を確認しながら受託を継続させた。
○新規受託数:5件(対前年同期23.8%)、作業受託数:32件(対前年同期62.7%)
○具体的作業内容:らっきょうの根切り・分別・選果、洋芝の管理、大豆の選別 等
・昨年より、農業法人と新規事業所との作業契約締結に取り組んだが、農業者の経営規模縮小によりマッチング数が減少した。 |
2 自主農業に取り組む福祉事業所への支援
・自主農業に取り組む福祉事業所について、施設整備に関する補助事業の活用や栽培作物の生育状況等に関する相談を受けた場合には、農林局など関係機関と連携して必要な対応を検討していく。 | ・福祉事業所を定期的に訪問して状況把握に取り組んでいるが、今年度は現時点で福祉事業所から相談は入っていない。 |
3 作業工賃の高い作業の安定的な受託に向けたマッチング、新たな受託作業の掘り起こし及びイベントへの出店調整等
・梨の選果作業、洋芝の管理など作業工賃の高いものの安定受託を進める。
また、農作業だけでなく受託可能な作業の情報収集の範囲を広げ、新規作業の掘り起こしに取り組んでいく。
・農業系のイベント出店に向けて関係者と調整を進める。 | ・梨の選果作業、洋芝の管理を昨年度に引き続きマッチングを行った。
・イベント出店については、新型コロナの影響に伴う開催状況を確認しながら対応していく。 |
課題 | 今後の取組(特に下半期の取組について) |
1 マッチングによる農福連携の取組の継続・拡大 | ・福祉事業所及び農業事業者を訪問してマッチングのための調整に引き続き取り組むとともに、新たな受託作業についても開拓していく。
・新たに鳥取県立ハローワークと連携し、刑務所出所者等への就労支援に努める。 |
2 自主農業に取り組む福祉事業所への支援 | ・福祉事業所からの相談に対しては、引き続き農林局などと連携して取り組んでいく。 |
3 作業工賃の高い作業の安定的な受託に向けたマッチング、新たな受託作業の掘り起こし及びイベントへの出店調整等 | ・JA、農業事業者からの情報収集に努め、連携を図りながら調整を進めていく。 |
※「進捗」欄には、年度当初のスケジュールに対する9月末での進捗を「◎:予定以上」、「○予定通り」、「△やや遅れ」、「×大幅遅れ」のいずれかを記載しています。