旧日ノ丸自動車法勝寺鉄道車両 附関連資料一括
( きゅうひのまるじどうしゃほっしょうじてつどうしゃりょう:kyuuhinomaruzidousyahossyouzitetudousyaryou )
旧日ノ丸自動車法勝寺鉄道は、大正13(1924)年に営業が開始され、米子市と南部町間の路線12.4km(支線を除く)を運行していた地方鉄道。
デハ201形203号電動客車は、大正11(1922)年5月に製造された国産4輪ボギー式木製電動客車である。池上電気鉄道を経て、昭和6(1931)年伯陽電鉄(昭和28年日ノ丸自動車に合併)に譲渡された。最大長さ11620mm、自重13.72t、定員65人で、50PS主電動機が前後の台車に一台ずつ搭載されている。
フ50形フ50号附随客車は、明治20(1887)年のイギリス・バーミンガム工場製で、日本国内に現存する最古の4輪木製三等客車である。明治時代の最も一般的な4輪木製客車で、多くの人々が利用した三等車。この客車の原形は、座席が進行方向に直交する「区分席型」で、現在はロングシート化するため車体改造が施されたが、当初の外観を良く留めている。室内には屋根のアーチ桁がそのまま残り、車体構造面からも貴重である。最大長さ8001mm、自重7.54t、定員は50人。
法勝寺鉄道の関連資料としては、車両の運転関連資料、線路の保守・点検関連資料に加えて、通票式閉塞装置や駅長印等の運行関連資料があり、これらがシステムとしての鉄道を構成する貴重な産業遺産群をなしている。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の歴史資料
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所在地 |
米子市、西伯郡南部町西伯郡南部町法勝寺336 南部町立西伯小学校(デハ203号)
西伯郡南部町大字下中谷1008 板祐生出会いの館(関連資料)
米子市道笑町1丁目2番地4 米子市元町パティオ広場(フ50号) |
指定年月日 |
平成23年3月22日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
電動客車1両、附随客車1両、附関連資料一括
平成24年7月22日以降、全面改修工事のため西伯小学校では見学できなくなります |