河本家住宅
( かわもとけじゅうたく:kawamotokezyuutaku )
河本家は尼子氏の家臣を祖とすると伝わり、代々大庄屋などの要職を務めた。当家住宅は茅葺の主屋を中心に付属屋が多く残され、近世の大庄屋の屋敷構えを良く伝える。
主屋は、大きな土間と四室を中心に構成された居室部に、ヒカエノマを介して接続する客間部から成る。客間部の座敷は面皮材を多用し、透彫の欄間を入れるなど洗練された数寄屋風意匠をもつ。また、主体部の寄棟の屋根や、棟石を載せる点は、当地方の特徴を良く示している。
この主屋からは貞享5年(1688)の棟札が確認されており、建築年代の明らかな民家としては山陰地方最古の例として、高い価値が認められる。
文化財の種別 |
有形文化財
|
区分 |
指定
|
指定種別 |
重要文化財
|
分類 |
国指定の建造物
|
所在地 |
東伯郡琴浦町箆津 |
指定年月日 |
昭和49年3月29日(県指定→解除)
平成22年12月24日 (国指定) |
所有者等 |
|
参考文献 |
|
参考リンク |
河本家住宅公開等の情報(河本家住宅オフィシャルサイト)
|
問合せ先 |
|
備考 |
主屋、離れ、味噌蔵及び米蔵、新蔵、土蔵、計5棟 土地6325.47u、附 門および納屋、米蔵、大工小屋、家相図 |