木工芸(保持者:福田豊)
( もっこうげい ほじしゃ ふくだゆたか:mokkougei hojisya fukuda-yutaka )
先代福田祥氏が虎尾政次に師事し、吉田璋也に指導を受け、木工制作の道を歩んだ。祥氏は吉田璋也が作り出した家具や調度品などの木工品デザインを、様々な技術的工夫をこなして制作し、独特の吉田様式木工を作り出した。豊氏はそれを見事に継承し、さらに一層の技術的工夫を加え、吉田様式木工を現在に伝承している。
「削りも磨きも、形を整えながら根気よくするのが仕事」といい、吉田璋也のデザインによる製品をつくるための専用の道具や、電気スタンドの各部材の形を決めるため、10数種類の型をつくるなど、技術と工夫を凝らす。
高度な刳物、指物技術とともに、現在では、吉田様式木工を受け継ぐ唯一の制作者であり、鳥取を代表する木工芸制作者といえる。
文化財の種別 |
無形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定無形文化財
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分類 |
県指定の工芸技術
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所在地 |
倉吉市 |
指定年月日 |
平成28年10月25日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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