絹本著色群鯉図
( けんぽんちゃくしょくぐんりず:kenpontyakushokugunrizu )
黒田稲皐(1787〜1846)筆。稲皐は名を文祥といい、幼時から画を好み、土方稲嶺について学んだ。家に鷹と鯉を飼って生態を観察写生し、鯉を描いては師を抜きんでたといわれる。
本図は、群れ泳ぐ大小の鯉の姿を、墨のグラデーションを駆使して精巧、写実的に描く。一匹一匹を、異なる角度からとらえることで、水中の空間の広がりや浮遊感までもがよく表されている。稲皐の鯉図を代表する作品と評価できる。天保7年(1836年)仲夏(陰暦5月)の作と記す。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の絵画
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所在地 |
鳥取市東町(鳥取県立博物館) |
指定年月日 |
昭和51年8月3日 |
所有者等 |
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参考文献 |
『鳥取画壇の祖 土方稲嶺―名月来タリテ相照ラス―』鳥取県立博物館、2018年。 |
参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
縦146.0cm×横55.2cm |
アクセス方法 |
鳥取駅からバス市内回りで10分、西町下車、徒歩5分 |
周辺地図 |
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公開状況 |
県立博物館で展示の場合あり。
月曜、祝日の翌日、年末年始は休館
開館時間:午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
入館料:大人180円、小中高生・70才以上の方・障害のある方・要介護者等及びその介護者は無料 |