因州佐治みつまた紙 [保持団体:因州筆切れず紙保存会]
( いんしゅうさじみつまたし:insyuusazimitumatasi )
佐治谷での紙すきの記録は、江戸初期までさかのぼる。みつまた紙が本格的にすかれるのは明治に入ってからで、この地方が原料の栽培に適地であり、また積極的に技術改良が行われたことから、わが国有数のみつまた紙の産地となった。工程は、「水浸け」「煮釜」で皮を柔らかくし、「晒し」(漂白)の後、ほぐした繊維を溶かして流しすきをする。紙質が丈夫で、墨色が鮮明なことから、高級書道紙などに愛用されている。
文化財の種別 |
無形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定無形文化財
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分類 |
県指定の工芸技術
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所在地 |
鳥取市佐治町加瀬木 |
指定年月日 |
昭和51年8月3日 |
所有者等 |
因州筆切れず紙保存会 |
参考文献 |
「因州佐治みつまた紙」『鳥取県文化財調査報告書 第13集』鳥取県教育委員会1981 |
参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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