光徳寺文書
( こうとくじもんじょ:koutoku-ji monjo )
光徳寺文書は、曹洞宗亀福山(きふくざん)光徳寺(琴浦町)の伝来する中世文書10点である。
光徳寺は、洗川(あらいがわ)右岸丘陵に位置し、永享元年(1429)に退休寺(たいきゅうじ)(大山町)三世無余空円(むよくうえん)が、既存の天台宗寺院を現在地に移転し、曹洞宗に改宗したと伝えられている。出雲尼子氏との結びつきの深さを物語る伝承が残されている点に、大きな特徴がある。
光徳寺には、良質な出雲尼子氏関係史料が残されている。なかでも永禄12年(1569)11月13日尼子勝久安堵状は、雁皮を用いた大判の料紙であり、右筆の手も優れている。県内の一ヶ所に伝来した中世文書としては点数も多く、とりわけ戦国時代の伯耆国にさまざまな影響をおよぼした出雲尼子氏関係の史料群としても貴重である。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の古文書
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所在地 |
東伯郡琴浦町公文 |
指定年月日 |
平成28年4月26日 |
所有者等 |
宗教法人 |
参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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