鳥取民藝美術館
( とっとりみんげいびじゅつかん:tottori mingei bijyutukan )
当美術館は、民藝の紹介・流通を目的として、民藝運動の重要な一翼を担った吉田璋也(よしだしょうや)が設計し、昭和32年に建築、昭和36年に増築されて現在の形となった。日用品の中に「用の美」が宿るとした「民藝」の美を建築に取り入れており、意匠が優れていることから国の文化財登録基準「造形の規範となるもの」として価値が認められた。
建物は、切妻造、鉄筋コンクリート造1階建、鉄骨造2階建で建築面積は81u。昭和32年の建築当初は、大地震や大火等の災害の経験を踏まえて床の高い鉄筋コンクリート造1階建として建築されたが、昭和36年に鉄骨で2階が増築された。
外観は、モルタル塗りに漆喰仕上げの土蔵造風とし、内部の窓には卍崩し(まんじくずし)や麻葉紋(あさのはもん)の組子(くみこ)障子をはめる。手摺りやスイッチカバーなどの細部まで、吉田璋也自身による民藝のデザインが施されている。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
登録
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指定種別 |
国登録有形文化財
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分類 |
国登録の建造物
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所在地 |
鳥取市 |
指定年月日 |
平成24年8月13日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
鳥取民藝美術館 公式ブログ
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問合せ先 |
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備考 |
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