福田家住宅
( ふくたけじゅうたく:fukutake zyuutaku )
福田家は、中世の土豪を祖とすると伝わり、江戸時代には代々津ノ井村の庄屋や法美郡の宗旨庄屋を勤めた旧家である。
主屋は、16世紀末〜17世紀前半に建築されたと推定される県内最古の住宅建築である。現在は改変されているが、建築当初は桁行7間半、梁間4間の三間取り広間型となる。屋根は入母屋造、茅葺き。柱は荒い手斧仕上げの曲り材を用いている。構造に忠実な柱配りや、構架材に比べて柱が太く安定している点に特徴がある。
宅地内には、主屋の他にも文政年間に建築された上の蔵、下の蔵、石垣・塀などが良好に残され、主屋と一体となって趣のある屋敷構えを形成しており、江戸時代の上層農家の歴史を伝える遺構として重要である。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
重要文化財
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分類 |
国指定の建造物
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所在地 |
鳥取市紙子谷 |
指定年月日 |
昭和49年2月5日
令和元年9月30日追加指定 |
所有者等 |
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参考文献 |
<指定名称・員数>
福田家住宅
主屋 1棟、上の蔵 1棟、下の蔵 1棟、附(つけたり)新米蔵 1棟
宅地、畑及び山林(塀、庭門、門、石垣、イドを含む) |
参考リンク |
鳥取市の文化財紹介ページ
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問合せ先 |
鳥取市教育委員会文化財課 |
備考 |
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