木下家住宅
( きのしたけじゅうたく:kinoshitake zyuutaku )
智頭往来の街道沿いに位置し、江戸初期には、鹿野城主亀井氏の本陣を勤めたと伝えられる旧家。
指定の主屋は、広間型五間取を原型とする整形六間取の表側と縁の取りついた形式に復原される。
典型的な江戸時代中期の大庄屋の家構えで、式台や仏間の構成や門屋の構えにも大庄屋の風格がうかがわれる。大きな家構えのわりに架構は素直な方法で、中二階には、下男部屋、女中部屋も残っている。この主屋を中心に同時期建築の表門、江戸時代後期に建築されたと見られる厩・新蔵、明治時代に主屋南側に増築された離れ、加えて中蔵・米蔵も建てられている。表門右脇の洗い場、主屋正面に設けられた庭門・塀と合わせて江戸時代の大庄屋の建築構成を屋敷地全体に渡って非常に良好な状態で今に伝える貴重な歴史・文化資産である。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の建造物
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所在地 |
鳥取市河原町布袋 |
指定年月日 |
昭和49年3月29日 主屋
平成27年9月11日 追加指定 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
鳥取市の文化財紹介ページ
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問合せ先 |
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備考 |
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