妻木晩田遺跡
( むきばんだいせき:mukibandaiseki )
鳥取県西部、西伯郡大山町・米子市淀江町に所在する国史跡妻木晩田遺跡は、弥生時代後半(1〜3世紀)に営まれた大規模な集落跡である。ここには約300年間の人々の生活の痕跡が残されており、竪穴住居跡約400棟、高床倉庫などの掘立柱建物跡約500棟の他、当時、村を治めていたと考えられる首長層の墓などが発見されている。また、一度に16haにおよぶ広範囲が発掘されたことで、当時の集落の広がりや、村の構造、さらに自然科学的な分析によって、当時の植生等、周囲の景観をうかがうことも可能になった。妻木晩田遺跡が最盛期を迎える2世紀は、中国の歴史書
『魏志倭人伝』が記す倭人の時代である。雄大な日本海に面した丘の上に集落が広がる情景は、『倭人伝』の冒頭に描かれた「倭人は帯方東南の大海の中にあり、山島によりて国邑をなす」という一文を彷彿とさせる。
文化財の種別 |
記念物
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区分 |
指定
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指定種別 |
史跡
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分類 |
国指定の集落跡
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所在地 |
米子市淀江町福岡、西伯郡大山町(妻木、長田、富岡) |
指定年月日 |
平成11年12月22日
平成20年3月28日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
妻木晩田史跡公園ホームページ
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問合せ先 |
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備考 |
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アクセス方法 |
米子駅より車で25分、淀江駅より車で5分、大山口駅より車で10分 |
周辺地図 |
とっとりWebマップ「妻木晩田遺跡」の周辺地図
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公開状況 |
公開。
入場時間:午前9時〜午後5時
(入場 午後4時30分まで)
駐車場有り(バス7台・普通車114台)
休館日:年末年始(12/29〜1/3) |