余戸の雨乞踊
( よどのあまごいおどり:yodo no amagoi-odori )
踊の起源については、「余戸金山神社氏子中」と推定される女人が宮中に出仕し、12踊りのうち8踊りを村に持ち帰ったと伝えられる。行事は雨乞による慈雨に対するお礼として行われる。正式には、約100人の踊子が行列をつくって踊り場へと向かい、所要時間は8時間を要する。衣装には、元禄時代の風俗をそのまま伝えるものもあり、元禄時代に踊られた風流通りの姿を残している。後継者不足のため今後の伝承が課題である。
文化財の種別 |
民俗文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定無形民俗文化財
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分類 |
県指定の民俗芸能
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所在地 |
鳥取市佐治町余戸 |
指定年月日 |
昭和49年10月18日 |
所有者等 |
余戸の雨乞踊保存会 |
参考文献 |
浅井慶紀『佐治村余戸の雨ごいと雨ごいおどりについて』1970
岩上行忍「余戸の雨乞踊について--その音楽的構造への考察」(『鳥取大学教育学部研究報告・教育科学』 第13巻、1971)
岩上行忍「余戸の雨乞踊について-続-その歌曲構造」(『鳥取大学教育学部研究報告・教育科学』 第14巻、1972)
谷上嘉典「佐治谷からの報告2 佐治村余戸の雨乞踊(上)」(『鳥取民俗』10号)
谷上嘉典「余戸の雨乞踊」(『鳥取民俗懇話会会報』2007) |
参考リンク |
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