伯耆国八橋郡上伊勢村方見神社神職池本家資料
( ほうきのくにやばせぐんかみいせむらかたみじんじゃしんしょくいけもとけしりょう:houkinokuniyabasegunkamiisemurasinshokuikemotokesiryou )
方見神社は、伯耆国中央部を流れる加勢蛇川の左岸に位置し、かつては上伊勢御宮などとも称され、古くから伊勢神宮の拠点の一つであったと考えられる。
本資料は、方見神社神主であった池本家に伝来した文書(現在は県立博物館に寄贈)である。そのうち、中世文書(およびそれに準じる近世初期の文書)は8通伝来している。戦国時代にこの地域にも勢力をおよぼした尼子勝久や吉川元春の関係史料としても貴重であるが、特に、加勢蛇川や津波並 (北栄町妻波)に架かる橋の修造工事に対し、現地の住民たち(「地下中」)が動員され、地域社会が作業を担って行われたことがわかる点は、重要である。
県内に残された中世文書は少なく、まとまって伝来していること、および地域社会の様子をうかがわせる希有な資料として、大変貴重である。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の古文書
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所在地 |
鳥取市東町 |
指定年月日 |
平成26年10月3日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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