絹本著色花鳥図
( けんぽんちゃくしょくかちょうず:kenpontyakushokukatyouzu )
島田元旦(1778〜1840)筆。元旦は、初めの名は、季允、のち寛輔といった。香雲軒などの号がある。江戸の画家として高名な谷文晁の実弟で、13歳の時、京都に上り、円山応挙の門に入り、応挙没後は、南蘋の画法を自らきわめて江戸に帰った。
寛政11年(1799)には幕府の蝦夷地調査に加わり、「図取り」を行い、その地の風俗、動植物などを写生記録した。その後、鳥取藩江戸
留守居役島田図書の養子となった。
本作は、岩根に生える花々と花木、その枝にとまる小禽を精密かつ鮮やかに描き出す。左幅は、海棠やタンポポ、牡丹等を構成して春から夏を、右幅は、梅や菊、水仙等を構成して秋から冬を表す。両幅とも、縦134p、横70p。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の絵画
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所在地 |
八頭郡智頭町智頭 |
指定年月日 |
昭和51年8月3日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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