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因幡国山陰道跡


 ( いなばのくにさんいんどうあと:kinabanokunisanninndouato )

養郷新林遺跡で検出された道路遺構と現地形に残る切通しの写真
養郷新林遺跡で検出された道路遺構と現地形に残る切通しの写真




因幡国山陰道跡は、7世紀後半から8世紀にかけて古代国家が都を起点に全国に張りめぐらせた七道駅路のひとつ、山陰道の一部で、地図や航空レーザ測量データ等の様々な地理情報と分布調査、発掘調査により、全長3kmにわたってその実態を解明した。
平野部においては、脆弱な地盤に敷葉・敷粗朶工法を用いて盛土により道路を構築することや、路肩の補強のため杭の打設や石を貼り付けるなど、様々な工法を用いていることが明らかになった。また、条里制地割と一体的に道路が敷設されていることや、柳の並木が検出されるなど、古代官道の沿線景観の一端が明らかになった。
山間部では、傾斜が緩やかな部分では、切土や盛土を伴う大規模な土木工事により、直線的に道路を敷設しているが、急傾斜地ではつづら折りで敷設されていることが明らかになった。
古代官道において、はじめてつづら折りの道路が確認された例であり、山間部における古代官道の路線復元を行う上でも重要な成果と言える。古代の土木技術だけでなく交通の実態を知る上で重要な遺跡である。

文化財の種別 記念物
区分 指定
指定種別 指定
分類 史跡
所在地 鳥取市青谷町
指定年月日

令和8年2月17日

所有者等

鳥取市

参考文献

鳥取県埋蔵文化財センター 2023 『因幡国山陰道跡』 養郷遺跡群・善田傍示ヶ崎遺跡発掘調査報告書

参考リンク
問合せ先

鳥取市教育委員会

備考


アクセス方法

善田傍示ヶ崎遺跡:青谷駅から徒歩12分(1q)
養郷宮ノ脇遺跡:青谷駅から徒歩30分(2.3q)
養郷新林遺跡:養郷宮脇ノ脇遺跡から東へ約300m
養郷狐谷遺跡:養郷新林遺跡から東へ約400m

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公開状況

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