絹本着色不動明王二童子像
( けんぽんちゃくしょく ふどうみょうおう にどうじぞう:kenpon tyakusyoku hudomyoo nidojizo )
縦長画面に不動明王と矜羯羅(こんがら)・制多迦(せいたか)の二童子像を描いた密教仏画である。三体とも岩座に立つ姿で、岩周辺には海波が描写されている。
伝統的な手法にのっとり、彩色を中心としながら、的確な線描で三尊の形を描き出している。着衣には金泥文様と彩色文様を施しているが、截金文様は用いない。ただ、三尊の体軀のバランスは、下半身がやや脆弱で、鎌倉時代もさほど早い時期には遡らない。14世紀に入ってからの制作と思われる。
鳥取県内の不動明王画像の遺品としては、かなり古い作例のひとつとして貴重である。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の絵画
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所在地 |
鳥取市東町2丁目124 鳥取県立博物館 |
指定年月日 |
令和2(2020)年5年22日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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