南菀寺本堂、隠寮、庫裏、山門
( なんえんじほんどう、いんりょう、くり、さんもん:nannennji honndou, innryou, kuri, sannmon )
京都相国寺派管長であった橋本独山が、昭和2年にこの地に南菀寺を開いた。三朝川沿いの温泉温泉街を見下ろす山腹に境内を構え、東から隠寮、本堂、庫裏、石段の途中に、山門と並べる。
本堂は山腹に三室を東西に並べる数寄屋造。
隠寮は、数寄屋風の建物で、明取窓を丸窓にするなど、趣向を凝らした意匠を持ち、一部懸造(かけづくり)とする。
庫裏は正面に屋根の妻飾りを見せ、2階には花頭窓(かとうまど)を並べて高欄(こうらん)をつけるなど、温泉街からの眺めを意識した特徴的な外観を持つ。
石段の途中に建つ山門は、竜宮造とも言われる漆喰塗りの楼門で、下層は漆喰を厚く塗り、アーチ状の通路とする。 山際に展開される境内の重要なアクセントとなっている。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
登録
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指定種別 |
国登録有形文化財
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分類 |
国登録の建造物
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所在地 |
東伯郡三朝町三朝895 |
指定年月日 |
平成22年5月20日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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