高田酒造(高田家住宅および醸造施設)
( たかたしゅぞう(たかたけじゅうたくおよびじょうぞうしせつ):takatasyuzou(takatakejyuutaku oyobi jyouzousisetsu) )
高田酒造は、倉吉の旧市街を東西に流れる玉川と本町通りに挟まれた敷地に所在し、屋号を「檜皮屋(ひわだや)」と号す。文久元年から昭和30年頃まで醤油醸造を営む。明治8年から酒造を開始した。明治40年には、皇太子(大正天皇)の山陰行啓に随行した憲兵将校の宿泊所となった。
当家には、主屋が天保14年に建ったこと示す棟札と、明治14年の家相図が伝わり、主屋の建築年代と当時の敷地構成が明らかである。
主屋は湾曲した絵様腕木、通り庭境の虹梁状差鴨居、繊細な出格子や座敷の平書院など、倉吉の商家の典型例を示す。全体に改造が少なく保存状態も良いことに加え、建築年代が明確であることから県内における近世末の商家を知る上での指標となる重要な遺構である。
さらに、敷地内には醸造の過程を知る上で欠かせない一連の施設が残されており、近世から近代に至る産業施設の様相を知る上で貴重である。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の建造物
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所在地 |
倉吉市西仲町 |
指定年月日 |
平成22年9月17日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
倉吉市の文化財紹介ページ
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問合せ先 |
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備考 |
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