新井三嶋谷墳丘墓
( にいみしまだにふんきゅうぼ:niimishimadanifunkyuubo )
鳥取県の東部、岩美郡岩美町に所在する弥生時代後期初頭に築かれた方形貼石墳丘墓。1号墳丘墓(南北約26m、東西約18m、高さ最大約3m)では墳頂部に3基の埋葬施設、2号墳丘墓(推定復元、一辺約11m)では2基の埋葬施設を確認している。1号墳丘墓の埋葬施設は調査されていないが、2号墳丘墓の埋葬施設は組合式の木棺が納められていた。1号墳丘墓は弥生時代後期初頭に築かれた墳丘墓としては国内最大級の規模を誇り、墓上で土器を砕いて祭祀を行った跡を確認している。1号墳丘墓に先行して築かれた2号墳丘墓をあわせ、鳥取県東部地域の弥生時代の墓制や社会構造などを探る上で極めて高い学術的価値をもつものである。
文化財の種別 |
記念物
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定史跡
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分類 |
県指定の墳墓
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所在地 |
岩美郡岩美町大字新井 |
指定年月日 |
平成23年11月25日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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