絹本著色東下り・耕作・草花図
( けんぽんちゃくしょくあずまくだり・こうさく・くさばなず:kenpontyakusyoku azumakudari kousaku kusabanazu )
鳥取藩の御用絵師であった沖一峨の作品。「伊勢物語」第九段「東下り」を中幅とし、脇に田植えと収穫を描く春秋の耕作図双幅と草花図双幅を揃える五幅対として伝来した。
狩野派の図様と筆法に従って手堅くまとめられた「東下り図」、洋風画から学んだと思われる自然な遠近表現を巧みに用いた「耕作図」、酒井抱一に学んだ江戸琳派風の「草花図」など、五幅対という規模の大きさとともに、様々な流派の技法が披露されている点も興味深く、高く評価される作例である。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の絵画
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所在地 |
鳥取市東町 |
指定年月日 |
平成24年2月24日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
員数:5福 |