氷ノ山のキャラボク群落
( ひょうのせんのきゃらぼくぐんらく:hyonosen no kyaraboku gunraku )
鳥取県若桜町と兵庫県養父市、宍粟市にまたがる氷ノ山(1,510m)では風衝や積雪の影響で、標高1400m以上の場所はブナ、リョウブ、ナナカマドなどの低木林やササ草原となっている。キャラボクは登山道沿いでは標高1300mより上部に点在するが、特に氷ノ山山頂の南西側緩斜面(鳥取県側)のササ草原内にまとまった群落を形成している。
氷ノ山のキャラボク群落は中国山地では大山に次ぐ規模をもつ。著名な図鑑類(原色日本植物図鑑など)で大山とともにキャラボクの生育地として言及されるなど日本全体の自然分布からみてもその価値は高い。最大の群落である大山から約90km離れた氷ノ山のキャラボクは、種の存続とその遺伝的多様性確保の点から、一定の個体数を持つ群落として貴重である。
文化財の種別 |
記念物
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定天然記念物
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分類 |
県指定の植物
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所在地 |
八頭郡若桜町八頭郡若桜町つく米 氷ノ山国有林22林班イ小班 |
指定年月日 |
平成27年1月23日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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