木造十一面千手観音立像
( もくぞうじゅういちめんせんじゅかんのんりゅうぞう:mokuzouzyuuitimensenzyukannonryuuzou )
北栄町瀬戸の大成山観音寺の観音堂に安置される十一面千手観音立像である。
像高157cm、頭部と胴部を一本の材で造り、両腕を矧ぎ付けてある。 腰高で足が長く、華奢な印象を与える。脇手、胸部の天衣などは後補とする。裳の下部にみられる翻波式の衣文や両膝間の衣文がつくる渦巻き文様に特徴があるが、いずれも形式化しており、平安時代後期の作と
推定される。
本像は、もと北栄町東高尾の観音寺にあったが、正徳3年(1713)に瀬戸の大庄屋竹信左五右衛門ら七名によって現在地に勧請された。
平成2年には京都の美術院により大規模な修理を受けた。
| 文化財の種別 |
有形文化財
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| 区分 |
指定
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| 指定種別 |
県指定保護文化財
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| 分類 |
県指定の彫刻
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| 所在地 |
東伯郡北栄町瀬戸 |
| 指定年月日 |
昭和33年11月17日 |
| 所有者等 |
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| 参考文献 |
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| 参考リンク |
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| 問合せ先 |
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| 備考 |
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