摩尼寺本堂、鐘楼、山門
( まにじほんどう、しょうろう、さんもん:manijihonndou,syourou,sannmon )
摩尼寺は喜見山(きけんざん)と号し、平安時代、慈覚大師圓仁(じかくだいしえんにん)の開基と伝わる天台宗の古刹である。
本堂は桁行(けたゆき)三間、梁間(はりま)四間で、入母屋造桟瓦葺で正面に千鳥破風(ちどりはふ)を飾り、軒唐破風(のきからはふ)付きの一間向拝を付ける。このたび棟札が発見され、万延元年の建築であることが明らかとなった。内部は正面一間を外陣(げじん)とし、堂内後ろ寄りに仏壇を据えて内陣(ないじん)を広くとる。向拝や内外陣境、仏壇廻りは龍や鳥獣、雲や波形の彫刻で高密度に飾り、時代的特徴を良く示す。
鐘楼は山門の東に建ち、方一間の吹き放ち形式とする。中央に梁を渡し、梵鐘を吊る。山門とともに、表構えを構成する。
山門は石段の上、本堂の正面に建つ一間一戸薬医門(やくいもん)形式の門。棟の両端には鯱(しゃち)を載せ、軒廻りに立体的な彫刻を施し、境内の表構えを飾る。
本堂:万延元年(1860)建築
鐘楼:明治25年建築
山門:明治中期建築
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
登録
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指定種別 |
国登録有形文化財
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分類 |
国登録の建造物
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所在地 |
鳥取市覚寺624 |
指定年月日 |
平成26年12月19日 |
所有者等 |
宗教法人 |
参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
鳥取市教育委員会、摩尼寺 |
備考 |
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アクセス方法 |
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周辺地図 |
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公開状況 |
外観自由、内部は一部拝観可能 |