小川氏庭園
( おがわしていえん:ogawashiteien )
庭園は、主屋に付随する「前庭」及び「中庭」と、別区画の「環翠園」で構成される。
環翠園は、昭和5年ごろ神戸の庭師である巽武之助により作庭された池泉回遊式の和風庭園である。
池沿いに複数の茶室・腰掛が配され、高低差のある中を園路が複雑にめぐり、石塔や小鴨川橋の欄干・大坂の道標等の歴史資料が随所に組み入れられており、また藤棚をはじめ花木の種類が多く、大木を周囲に配しつつ四季を彩る豊かな植栽となっている。またレンガ造りの煙突を庭の景物に取り入れる等、近代庭園らしい要素も兼ね備える。
このように小川氏庭園は、鳥取県中部の作庭技術・茶道等に与えた影響は大きく、貴重な存在である。
文化財の種別 |
記念物
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区分 |
登録
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指定種別 |
国登録記念物
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分類 |
国登録の庭園
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所在地 |
倉吉市河原町 |
指定年月日 |
平成22年8月5日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
倉吉市の文化財紹介ページ
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問合せ先 |
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備考 |
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