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安楽寺本堂、経蔵、鐘楼、山門及び塀


 ( あんらくじほんどう きょうぞう しょうろう さんもん およびへい:anraku-ji hondo kyozo syoro sanmon oyobi hei )

安楽寺 本堂の写真
安楽寺 経蔵の写真
安楽寺 鐘楼の写真
安楽寺 鐘楼柱上部組物の写真
安楽寺 山門(本堂より)の写真
安楽寺 本堂の写真




安楽寺は浄土真宗大谷派の寺院で、敷地の向いには重要文化財尾ア(おさき)家住宅が建つ。当寺は尾ア家と深くかかわりがあり、現在の主要堂宇(どうう)は尾ア家の7代当主が建てたとされる。
本堂は典型的な真宗寺院本堂の形式で、正面にのみ鳥取県内には数少ない左桟瓦(ひだりさんがわら)を葺く。内部には異形の組物を置いたり、海老虹梁(えびこうりょう)と呼ばれる部材に海老を彫刻するなど、高い大工技術で独創的な意匠をみせる。
経蔵は石積み基壇の上に立つ、宝形造の建物で厚い漆喰塗りの壁により土蔵風にみせる。壁の下部にはモルタル洗い出し仕上げに目地を入れて石張風とするなど、近代的な手法を用いつつ、近世以来の境内の景観との調和をはかっている。
鐘楼は石積み基壇の上に立つ。内側に傾斜した円柱の頭部をつなぐ頭貫(かしらぬき)には地紋彫を施し、随所に独特な彫刻を施すなど、大工の造形感覚を示す。
両脇に塀が続く山門は、本堂とよく似た異形の組物や彫刻をもち、伝統にとらわれない造形をみせる。

本堂:
文化2年(1805)建築

経蔵:
昭和4年建築

鐘楼:
文化14年(1817)建築

山門及び塀:
安政7年(1860)建築

文化財の種別 有形文化財
区分 登録
指定種別 国登録有形文化財
分類 国登録の建造物
所在地 湯梨浜町東伯郡湯梨浜町宇野876
指定年月日

平成28年11月29日

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