酒津のトンドウ
( さけのつのとんどう:sakenotu no tondou )
焼き代として作られる高さ4m余りの円錐形の造りものに特色があり、これは、もと神を迎えるための忌屋であったことを示している。また、男子で構成される子供組が行事の主役で、小屋篭りをしたり、各戸を清めて回るなど神と子供との重要な関係も示唆している。正月の神送りと、一年の幸福の保証を得ようとする儀礼であったことを伝える貴重な民俗行事となっている。
文化財の種別 |
民俗文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
重要無形民俗文化財
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分類 |
国指定の風俗慣習
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所在地 |
鳥取市気高町酒津 |
指定年月日 |
平成19年3月7日 |
所有者等 |
酒津とんど祭り保存会 |
参考文献 |
橋本寿雄著『酒の津史散歩』1986
鳥取県教育委員会『鳥取県文化財調査報告書』第17集「酒津のトンドウ」1993
鳥取県教育委員会『鳥取県文化財調査報告書』第19集「酒津のトンドウ」2010
原島知子「地域における子ども組行事継承の諸問題 鳥取市気高町酒津のトンドウ」『鳥取県史ブックレット 子どもと地域社会』鳥取県2010
鳥取県立博物館ホームページ「映像でみる 鳥取県の民俗行事2」「酒津のトンドウ」 |
参考リンク |
鳥取市の文化財紹介ページ
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