伯州綿栽培用具
( はくしゅうめんさいばいようぐ:Hakusyumen saibai yogu )
「伯州綿栽培用具」は32点から構成される。綿栽培用具は、栽培が盛んだった明治から、細々と自家用として綿が栽培されていた昭和30年代まで使用されてきたもので、高度経済成長後に収集された。弓浜半島を中心とした砂畑で行われた綿作に使用された農具、その綿作に使用した肥料である中海の海藻・海草採取に利用された漁具で構成される。
砂畑という生産環境と中海という汽水湖の存在によって形成された特徴ある暮らしと農業を後世に伝える大変貴重な文化財である。
文化財の種別 |
民俗文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定有形民俗文化財
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分類 |
県指定の民俗資料
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所在地 |
米子市、西伯郡日吉津村米子市福市281(米子市埋蔵文化財センター)、
西伯郡日吉津村日吉津967番地の2(ミライトひえづ)及び西伯郡日吉津村日吉津977番地の1(陶芸・倉庫棟) |
指定年月日 |
令和5年6月13日 |
所有者等 |
米子市、日吉津村 |
参考文献 |
樫村賢二『鳥取県史ブックレット9 里海と弓浜半島の暮らし―中海における肥料藻と採集用具―』鳥取県 2011年
鳥取県立公文書館県史編さん室編『新鳥取県史 民俗2 民具編』鳥取県 2019年 |
参考リンク |
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問合せ先 |
伯耆大山駅から徒歩25分 |
備考 |
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