上淀廃寺跡
( かみよどはいじあと:kamiyodohaiziato )
7世紀末〜11世紀の寺院跡で、
11世紀頃に火災で焼け落ちたと考えられている。
発掘調査の結果、金堂跡・塔跡等が見つかっており、特に金堂跡からは、法隆寺と並ぶ国内最古の仏教壁画が見つかっている。また、金堂の東側に3塔が南北に並ぶ伽藍
配置は、他に例を見ない。本尊を安置する建物である金堂は、寺院の中心的な建物で、その規模は、
南北12.4m、東西14.6mである。出土した塑像の破片や壁画の破片等から堂内には、多数の仏像が安置され、壁に仏教壁画が描かれていたことが推測される。塔の基壇の規模は、10m四方で、瓦積みの外側に石列を巡らし、その規模から三重塔だったと考えられている。また、背後の丘陵上には、寺院を建立したと考えられる大型建物が発見されている。
文化財の種別 |
記念物
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区分 |
指定
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指定種別 |
史跡
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分類 |
国指定の社寺跡
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所在地 |
米子市淀江町福岡 |
指定年月日 |
平成8年3月29日
追加指定/平成17年7月14日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
米子市の文化財紹介ページ
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問合せ先 |
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備考 |
写真は米子市教育委員会提供 |