木造大黒天像
( もくぞうだいこくてんぞう:mokuzoudaikokutenzou )
江戸時代後期の造仏遊行の聖である木喰上人によって刻まれた像高68cm、一木丸彫りの大黒天像。木喰上人は、甲斐国(現在の山梨県)の人で、寛政10(1798)年、81歳の時に2度にわたり鳥取県内を歩き、優れた作品を残している。同年7月には湯梨浜町園にも滞在しており、その時に製作された可能性が高い。頭巾をかぶり、右手に打出の小槌を持って、大きな袋を背負った大黒天は、あご髭をたくわえ、満面笑みの表情をみせる。米俵の上に乗せた大きな袋に跨ぎ乗るという大胆な表現は、自在な彫刻で知られる木喰仏の特徴をよく表している。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
指定
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指定種別 |
県指定保護文化財
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分類 |
県指定の彫刻
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所在地 |
東伯郡湯梨浜町園 |
指定年月日 |
平成9年2月28日 |
所有者等 |
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参考文献 |
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参考リンク |
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問合せ先 |
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備考 |
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