塩谷定好写真記念館
( しおたにていこうしゃしんきねんかん:shiotaniteikou syashin kinennkann )
塩谷家は幕末から明治にかけて菊港を母港とする廻船問屋を営んだ家で、5代目当主は赤碕町長などの公職を務めた。当館は、昭和初期に「芸術写真」の分野で活躍した塩谷定好の生家でもあり、平成26年から、写真記念館として公開されている。
主屋は明治39年に街道に面して建築された、木造2階建、切妻造妻入(きりつまづくりつまいり)の大型の町屋。多数の座敷をもち、各部屋ごとに銘木や螺鈿細工などを使い分け、趣の異なった、質の高い意匠をみせる。
ギャラリー棟は主屋の東に隣接して建つ、土蔵造2階建、切妻造妻入の建物で、明治7年に建てられた。元は土蔵であったものを、定好氏が戦後に店舗兼写真スタジオとして改修した。外観は土蔵造の面影を残しており、主屋とともに、街道沿いの町並みの景観に寄与している。
米蔵は明治5年建築で、一部に設けた二階の床、鉄板を張った内壁等、米蔵らしさを残す。
質蔵は明治12年、新蔵は明治35年建築で、一部に設けた二階の床、鉄板を張った米蔵とともに、敷地後方の景観を形成する。
文化財の種別 |
有形文化財
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区分 |
登録
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指定種別 |
国登録有形文化財
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分類 |
国登録の建造物
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所在地 |
東伯郡琴浦町赤碕1568 |
指定年月日 |
平成27年11月17日 |
所有者等 |
NPO法人 塩谷定好フォトプロジェクト |
参考文献 |
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参考リンク |
塩谷定好フォトプロジェクト 公式HP
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問合せ先 |
0858−55−0120 |
備考 |
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