| 発行目的 |
地方議会には、言うまでもなく地方自治法のほか会議規則、委員会条例等が定められており、これらの諸規程が議会を運営する上で基本となる。
議会運営上、問題が起こったとき、どういう措置をすれば解決に導くことができるか。妥当な決着がつかなければ次に進むことができないのが議会の特色である。
通常、各種法規の解釈による運用は一般行政においてもしばしばあることだが、議会の会議運営においてはいわゆる解釈運用によらなければならないことが少なくない。とりわけ、議会の場合は、所定の会議時間内という時間的制約を受けることが多く、いたずらに時を費やすことは許されない。
これまでのそうした幾多の事例の積み重ねは、先例として、的確、円滑な議会運営に大きな役割を果たし、いわば法令の補完的機能をもつものとして働いており、議会の円滑な運営の一助に、そしてまた調査研究の一役にするため。 |