これまでにお寄せいただいたご意見等と県の対応・取組状況

2021年1月12日
2020年12月25日
新規就農者への支援について
野菜価格は不安定で、県などに相談すると特定の作物を勧められ、新規就農者が作りたい野菜を作りにくくなっている。鳥取県で農業が出来て良かったと思う取組みをしてほしい。
 県では、就農を希望される方に対し、農業を始めるにあたっての様々な疑問にお答えしながら、営農の方向性を一緒に考え、早期に円滑に定着いただくことを重要視して相談対応しています。そのため、就農希望者の思い描く農業のスタイルや自己資金の準備状況等の事情は様々ですが、栽培品目の選定については、リスクの小さい就農希望地域の主要品目を念頭にアドバイスをさせていただくことが多いのが現状です。

 新規就農者の経営が早期に安定していくことを目指す上では、栽培品目の産地に就農し、先輩に学びながら産地の技術を身につけ、仲間と切磋琢磨できる環境が重要と考えていますが、就農する本人が納得できることが何より大切です。しかし、産地化されていない新たな品目への挑戦はリスクも大きく、誰にでも薦められるものではないため、安定経営の実現性や独自の販路開拓の可能性、販売価格の妥当性等を十分に検討・検証するとともに、就農にも自己責任を含めた覚悟が必要と考えます。

 新規就農者に、鳥取県で農業ができて良かったと思っていただきたいのは県も同様であり、今後も現場の声を聴かせていただきながら、農家の皆様の思いに寄り添った支援に努めていきます。
経営支援課