これまでにお寄せいただいたご意見等と県の対応・取組状況

令和1年6月25日
令和1年6月13日
飼養ペットの災害対策について
自主防災会が平常時、災害時において防災計画を策定、訓練、実践するため、明確な防災計画を策定していただきたい。
 当県では、鳥取県地域防災計画及び鳥取県動物愛護管理推進計画においてペットの災害対策について定めていますが、ご指摘のとおり十分な体制とはいえないのが実情です。

 このため、当課ではより具体的な対策を定めた「災害時における動物の救護対策ガイドライン」を作成することとしており、調整を進めております。特に、地域防災計画に基づき県とともに動物救護本部の運営主体となる鳥取県獣医師会との連携が重要となることから、現在、獣医師会との災害協力協定締結に向けて協議を行っているところです。

 作成予定の救護対策ガイドラインには、県、市町村、獣医師会等の役割を明確化するとともに、平常時及び災害時における具体的な対策について定めることとしており、ガイドライン策定後は、各市町村の地域防災計画への反映やペットの災害対策の充実について働きかけていきたいと考えています。

 ご指摘のあった県民の方への災害対策に係る普及啓発については、県のホームページへの掲載や、毎年開催される防災フェスタでブースを設けて啓発活動を実施しているところですが、救護対策ガイドラインの作成と併せてより一層の普及啓発に努めていきます。

 今回いただいたご意見を動物愛護施策に活用したいと考えますので、今後ともご理解とご協力をお願いします。(担当:くらしの安心推進課)


 県では、市町村とも協力しながら、過去の災害の被災経験や、他の被災地における教訓などを踏まえながら、多岐にわたる災害対策の充実・強化に取り組んでいるところです。

 県のペットに関する災害対策については、県地域防災計画で基本的な応急対策を定めているほか、平成30年に作成した「鳥取県避難所運営マニュアル作成指針」(県地域防災計画に記載しているほか、県ホームページに掲載。https://www.pref.tottori.lg.jp/secure/1110987/manual.pdf)では避難所運営の重要事項の一つとして「ペットの同行避難」についての配慮すべき事項を定め、市町村に対しても地域住民の皆様と連携して円滑な避難所運営ができる備えを進めていくよう呼びかけています。また、県ホームページに啓発用パンフレットを掲載するなど、飼い主の皆さんへの啓発活動にも取り組んでいます。

 他方、ご指摘のとおりペットの災害対策が十分に取られているとは言えないのが実情と考えており、例えば、飼い主の皆さんが主体的に取組を進めていくための意識啓発や情報提供、また、災害時に円滑に対応するための具体のルールづくり、住民参加による防災訓練での検証や習熟強化などの取組を一層推進していく必要があると考えています。

 ご指摘を踏まえ、ペットの災害対策がより実効性のあるものとして飼い主や地域の皆様に浸透していくよう、県地域防災計画の災害予防編への必要な対策の記載などを行っていきます。

 また、市町村地域防災計画については、災害対策基本法に基づき、市町村防災会議が作成・修正されるものとなっています。県では、市町村からの事前相談があった場合には、修正すべき事項について助言を行っているところですが、市町村地域防災計画がより適切な内容となるよう、より丁寧に助言していくよう努めていきます。(担当:危機管理政策課)
くらしの安心推進課、危機管理政策課
令和2年5月21日
 令和2年3月24日に開催した鳥取県防災会議において、新たな地域防災計画案に「ペット同行避難対策の強化」が追加されました。
危機管理政策課