県政一般・報道提供資料

令和6年度鳥取県文化功労賞及び文化奨励賞受賞者の決定

2025年01月08日提供 資料提供


提供機関

提供課等:地域社会振興部文化政策課   担当/係名:企画調整担当 
電話番号:0857-26-7125  FAX番号:0857-26-8108

内容

鳥取県では、平成15年度から、県民文化の向上発展に資することを目的として「鳥取県文化功労賞」を設け、優れた文化芸術活動により広く文化の振興に功績のあった方を表彰しています。また、文化芸術の各分野において優れた活動を行った将来性のある新人(概ね40歳以下)を表彰し、挑戦やステップアップを後押しするため、令和4年度から「鳥取県文化奨励賞」を設けています。
今年度は、下記のとおり各表彰2名ずつ、計4名の受賞が決定しました。

1 受賞者について

(1)鳥取県文化功労賞(五十音順、敬称略。年齢は1月8日時点)
氏名等
選考理由
北尾 勲
(きたお いさお)
(83歳)
文芸(短歌)
鳥取市
・現代短歌を牽引した歌人である前登志夫氏に師事し、詩と民俗の研究集団「山繭の会」結成に参加。批評性・時評性に優れた機関誌として評価される歌誌「ヤママユ」の同人、運営委員を務め、歌壇の発展に寄与した。
・活動の成果として歌集「樹」、「野の時間」、「水の風景」を出版するほか、県歌人会の会長・顧問として短歌の普及を図ると共に、県総合芸術文化祭評価委員会の委員を務める等、文化振興に広く貢献した。
・「大伴家持大賞」等の短歌大会の選者や小・中学校への出前短歌講座の講師、短歌教室の開講等を通じて子どもたちを含めた幅広い世代へ短歌の魅力を伝え、地域文化の振興に大きく貢献した。
森田 尾山
(もりた びざん)
(82歳)
書道
米子市
・日展、日本書芸院展、読売書法展等で数々の賞を受賞し、平成13年には日展会友に昇格する等、全国的に高い評価を得た。
・郷土文化をテーマとした作品制作や、写真、音楽、地元サッカーチームなど異分野とのコラボレーションワークも含む独創性豊かな書作と並行して、書道グループ「伯耆書院」を主宰すると共に、各書道教室の講師を務めるなど、永年にわたって後進の指導・育成に尽力した。
・米子市教育文化事業団理事、鳥取県書道連合会副会長を務めるほか、県展等の運営委員・審査員を歴任するなど、書道文化の普及に広く貢献した。
    (2)鳥取県文化奨励賞(五十音順、敬称略。年齢は1月8日時点)
    氏名等
    選考理由
    浅井 康宏
    (あさい やすひろ)
    (41歳)
    工芸
    県外在住
    ・漆芸の伝統を生かすと同時に、新しい表現に挑戦し、作品がロンドンの大英博物館に収蔵されたほか、日本伝統工芸近畿展において最優秀賞にあたる日本伝統工芸近畿賞を受賞するなど、国内外で高く評価されるとともに、制作や作品に関する動画の配信や、漆の苗木の植栽イベントの開催など、情報発信も積極的に行っている。
    ・かつては本県でも漆の採取が盛んに行われていたが、現在は国産漆が非常に希少となっている中、鳥取県内で漆を植栽、採取し、自らの作品を全て県内産の漆で制作することにより、国産漆の価値を知らしめ、その可能性を広く示している。
    井田 勝大
    (いだ かつひろ)
    (42歳)
    音楽
    県外在住
    ・日本を代表するバレエ団であるKバレエトウキョウの音楽監督に加え、各地のバレエやオーケストラ等の公演において指揮者を務めており、楽曲に対する深い理解と分析に基づく卓越した指揮により、音楽と舞踊の連携を深め、高い評価を得ている。
    ・県内のアマチュアオーケストラにおける指揮・指導や、本県で制作された新作バレエの指揮・音楽監督などの活動を通して、県内の文化芸術活動のレベルアップに貢献するとともに、県民に優れた音楽・舞台公演を届け、地域の文化芸術の振興に寄与している。

    2 その他

    (1)表彰式の日程等は、後日改めてお知らせします。
    (2)2月下旬から3月下旬にかけて、県内東・中・西部において、文化功労賞受賞者の功績を紹介するための受賞記念巡回展を開催する予定です。
    (3)受賞者への取材、写真提供を希望される場合は、当課までお知らせください。

    (参考)過去の受賞者数

    (1)文化功労賞 55名(平成15年度から令和5年度)

    (2)文化奨励賞 4名(令和4年度から5年度)



    最後に本ページの担当課
       鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課
      住所  〒680-8570 鳥取県鳥取市東町1丁目220
        E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

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