生成AI等の先端技術やインターネット社会が急速に進展する中、地方自治体における民主主義や地方自治の本旨を考慮した適正な行政運営のあり方について研究するため、令和5年9月から「先端技術と民主主義のあり方を考える研究会(以下、「研究会」)」を立ち上げ、その研究の成果となる報告書を4月26日に公表しました。
本研究会の中で提言された「自治体デジタル倫理原則」を中心に、なぜ生成AI時代に「人間主導」をはじめとする倫理原則の視点が重要なのか、デジタル技術の進展がもたらす利益とリスクに、地方自治体はどう向き合っていくべきかなどを考えるシンポジウムを開催します。
(1)基調講演
自治体が倫理面からデジタル課題にアプローチする意義 〜自治体デジタル倫理原則とOP憲章〜
講師:山本 龍彦 慶應義塾大学大学院法務研究科 教授
先端技術と民主主義のあり方を考える研究会座長
OP憲章起草委員会共同座長
講師:クロサカ タツヤ オリジネーター・プロファイル技術研究組合 事務局長
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科 特任准教授
(2)パネルディスカッション
自治体は民主主義を脅かすデジタルリスクをどう乗り越えるか
[コーディネーター] 山本 健人 北九州市立大学 准教授
[パネリスト]
・石井 夏生利 中央大学 教授
・狩野 英司 (一社)行政情報システム研究所 主席研究員
・亀井 智子 米子市元町通り商店街振興組合 理事
・鳥海 不二夫 東京大学大学院 教授
・横田 明美 明治大学 教授
(3)スペシャルトークセッション
生成AI時代到来!地方自治の未来をどう描くか 〜自治体デジタル倫理原則とOP憲章で地域を守る・育てる〜
慶應義塾大学教授 山本龍彦 × NEWS ZERO 初代メーンキャスター(関西学院大学教授) 村尾信尚 × 鳥取県知事 平井伸治