カーボンニュートラルの実現に向けた都市ガス事業者による「メタネーション」の取組みについての講演!〜令和6年度第2回水素サプライチェーンWGを開催〜
2024年09月19日提供 資料提供
提供課等:商工労働部産業未来創造課
担当/係名:新産業創造担当
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県内企業等約30社で構成する水素サプライチェーンWGは、令和3年度から水素関連技術の研究開発や人材育成、県外の先進企業を招致した勉強会など開催し、県内企業の技術力向上を目指しています。
このたび令和6年度第2回目の水素サプライチェーンWGを開催し、水素関連技術で注目されている「メタネーション」をテーマに一般社団法人日本ガス協会から、関西万博など全国レベルの実証研究の紹介、鳥取ガス株式会社から「バイオガスの都市ガス利用に向けた検討について取組の概要」を講演していただきます。
記
日時
令和6年9月24日(火)13時30分から14時50分まで
場所
鳥取商工会議所5階大会議室(鳥取市本町3丁目201)
参加者
脱炭素技術研究会(水素サプライチェーンWG)参画企業
講演内容
(1)テーマ「e-methaneによるカーボンニュートラルの取組み」(55分)
講師 一般社団法人日本ガス協会 技術開発グループ 副部長 藤木 広志(ふじき ひろし)氏
(2)テーマ「バイオメタネーション技術と都市ガス供給の未来」(25分)
講師 鳥取ガス株式会社 取締役 竹中 淳(たけなか あつし)氏
参考
○一般社団法人日本ガス協会の概要
日本ガス協会(東京都港区虎ノ門1-15-12)は、都市ガス事業の健全な発達を図るとともに、天然ガスの普及拡大、エネルギーの安定供給と保安の確保、環境問題への対応を通じて社会的貢献を果たすことを目的とする、都市ガス事業者(令和6年4月現在194事業者)の団体です。
○メタネーションとは
メタネーションは、政府が2021年6月策定した「2050年カーボンニュートラルに伴うグリーン成長戦略」において、「次世代熱エネルギー産業」に位置付づけられ、成長が期待される重要分野とされています。
「2050年カーボンニュートラル」の実現に向けて、ガスについても脱炭素化の動きが加速しています。その方法の一つとして有望視されているのが、CO2と水素から「メタン」を合成する「メタネーション」技術です。現在の都市ガスの原料である天然ガスを、この合成メタンに置き換えることで、ガスの脱炭素化を目指しています。
メタネーションが注目されている理由は、ほかにもあり、都市ガスの原料である天然ガスの主成分はメタンであるため、たとえ天然ガスを合成メタンに置き換えても、都市ガス導管やガス消費機器などの既存のインフラ・設備は引き続き活用できるのです。つまり、メタネーションは「経済効率(Economic Efficiency)」にすぐれており、コストを抑えてスムーズに脱炭素化を推進できると見込まれています。
○e-methane(e-メタン)とは
グリーン水素等の非化石エネルギー源を原料として製造された合成メタンに対して用いる呼称で、「メタネーション推進官民協議会」で一般社団法人日本ガス協会が提案、合意された呼称です。 |