県政一般・報道提供資料

青谷高校で3年生がムラサキウニの駆除効果実証実験、2年生が海の学習を開始します!

2023年06月15日提供 資料提供


提供機関

提供課等:鳥取県農林水産部水産振興局漁業調整課  
電話番号:0857-26-7318  FAX番号:0857-26-8131

内容

 鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(委員長:鳥取県漁業協同組合 代表理事専務 大磯一清)では、令和4年度より青谷高校において行われている学習カリキュラム「青谷学」で「鳥取県の漁業」の課題に取り組む2、3年生を対象に「ウニに触れ、ウニを学び、海について考える」ウニ授業プログラムを行うとともに、「青谷学」において高校生自身が自発的に取り組むウニ学習を支援してきました。
今年度は、「青谷学T」(2年生)において、青谷町の魚である「アゴ(トビウオ)」をとおして漁業の現状や課題について学習し、藻場をはじめとする海の大切さを学びます。「青谷学U」(3年生)においては、藻場の消失をまねいているムラサキウニの大量発生への新たな対策として、青谷町(長和瀬・夏泊)を含む県内各地の漁業者が取り組んでいる「集中駆除」の効果について、実証実験に取り組みます。
 なお、この取組みは、現在、鳥取県沿岸全域で問題となっているムラサキウニによる食害を主な要因とする藻場衰退を切り口に、海の問題について学び、体験し、考えていくもので、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として行われます。

日時

(1) 6月20日(火)午後2時〜4時
(2)6月21日(水)午後2時〜4時

場所

(1)長和瀬漁港(鳥取市青谷町長和瀬669-4)
(2)鳥取県立青谷高等学校(鳥取市青谷町青谷2912)

実施者

(1)鳥取県立青谷高等学校 3年生6名
(2)鳥取県立青谷高等学校 2年生14名
(地域の課題を生徒自らが目を向け行動する学習カリキュラム「青谷学」において実施)

支援者

海のプロフェッショナルである当実行委員会の古田事務局長

内容

(1)青谷学U(3年生6名)
・漁業者が取り組む集中駆除の有効性を確認するため実証試験を開始する。
・長和瀬漁港内に設けた試験区内で高校生が海(水深1m程度)に入り、箱メガネ等でウニを探しながら、区画内のウニがいなくなるまで駆除を行う。
(2)青谷学T(2年生14名)
・青谷地区の漁業が抱える課題について、伝統漁法「アゴ(トビウオ)漁」に焦点を当て、 藻場とトビウオの深い関係や地域の食文化(アゴ竹輪など)への影響を考える。

その他

・長和瀬漁港で開催の場合は、直接会場にお越しください。
・青谷高等学校で開催の場合は、同高校玄関の事務室にて受付をし、会場までお越しください(受付開始時間:午後1時30分)
・当日の連絡先 鳥取県漁業調整課 公用携帯090-4895-6597

参考資料

「青谷学U」今後の予定

・一定期間(約1カ月程度)ごとに駆除区画内のウニの残存数とウニが確認された位置を調査し、駆除区画周辺からのウニの侵入の有無や侵入量の把握調査を行う。
・調査終了後は活動内容をとりまとめ、県内でウニの駆除に取り組む漁業関係者に情報提供する予定。

<団体概要>

団体名称:鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会
     (公益財団法人 鳥取県栽培漁業協会)
活動内容:鳥取県漁業協同組合、鳥取県、農林中央金庫らが官民一体となり、藻場の衰退の要因となっているムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域とともに鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。

日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
http://uminohi.jp


最後に本ページの担当課
   鳥取県政策戦略本部政策戦略局広報課
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    E-mail  kouhou@pref.tottori.lg.jp

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