米子アリーナ整備等事業の優先交渉権者の決定
2024年02月05日提供 資料提供
提供課等:地域社会振興部スポーツ振興局スポーツ課
担当/係名:スポーツ振興担当
電話番号:0857-26-7919
FAX番号:0857-26-8129
その他関係所属 : 米子市経済部
文化観光局スポーツ振興課 (0859-23-5426)
県と市が共同で進めている米子アリーナの整備について、令和5年7月から受託者となる事業者の公募を実施していましたが、有識者で構成する「米子新体育館整備等事業者選考委員会」による審査の結果を踏まえ、優先交渉権者を決定しました。
今後、基本協定や事業契約の締結を行い、令和6年4月から事業に着手し、令和9年4月1日までに米子アリーナの供用を開始します。
1 事業内容
(1)事業期間:令和6年4月1日から令和24年3月31日
(2)対象施設:米子アリーナ及び東山公園内体育等施設(県営東山水泳場を除く)
(3)対象業務:
・施設整備(市民体育館等解体撤去、新体育館設計、建設、工事監理、備品調達 等)
・運営準備(新体育館の供用開始前の広報活動・予約受付、開館式典・内覧会実施 等)
・維持管理(新体育館及び既存公園施設に関する保守管理、衛生管理、修繕、警備 等)
・施設運営(新体育館及び既存公園施設に関する受付・予約調整、使用料金徴収、広報 等)
・民間付帯(3X3バスケットコート整備 等)
(4)事業方式:PFI手法(BTO方式)
(BTO方式:民間事業者が資金調達を行い、公共施設等を建設、施設完成直後に公共に所有権を移転し、民間事業者が維持管理・運営を行う手法)
2 優先交渉権者の概要
美保テクノス株式会社を代表企業とする次の11社で構成される事業者グループ(太字は県内企業)
区分 | 企業名 | 役割 |
代表企業 | 美保テクノス(株) | 全体統括、設計、建設、SPC管理 |
構成企業 | (株)梓設計関西支社 | 設計、工事監理 |
(株)桑本建築設計事務所 | 設計、工事監理 |
(株)平設計 | 設計、工事監理 |
(株)さんびる | 維持管理、運営 |
山陰酸素工業(株) | 維持管理 |
ダイキンHVACソリューション中四国(株)山陰支店 | 維持管理 |
八千代エンジニリヤング(株)広島支店 | SPC管理 |
協力企業 | 大和リース(株)山陰営業所 | 建設 |
(株)SKSS | 運営 |
(株)TKSS | 運営 |
3 提案内容
(1)施設概要:[構造]鉄骨造(一部鉄筋コンクリート造)2階建 延床面積13380.58平方メートル(県内最大)
[機能]メインアリーナ(4,000名超収容可)、サブアリーナ、武道場、トレーニング室 等
(2)提案価格:10,480,257,102円(提案上限額:10,481,159,000円)
(3)提案の特徴(高く評価された点)
配置・外観 | ・市民体育館北側の園路を南側に付け替えて施設北側を広場として整備することで公園機能の強化を図るとともに、施設の床高を全て浸水想定以上とすることで防災拠点施設としての機能を充実
・正面を広大なガラス張りスペースとするデザインで北側広場との一体感を創出
・ハートフル駐車場及び駐輪場から雨や雪の影響を受けず屋内へ移動可 |
施設機能 | ・アリーナ床材としてスポーツ用長尺弾性塩ビシートを提案し、従来のフローリングより安全性やメンテナンス性の高い競技環境として整備
・多目的トイレ・更衣室を複数設置や施設内の段差を解消し通路幅も広く確保するなど、バリアフリー化・ユニバーサルデザイン化を充実
・構成企業の類似施設でのZEB Ready取得実績を活かし、熱負荷低減による外皮性能の高度化、様々な省エネルギー技術の採用によるZEB Ready取得を目指す |
管理運営 | ・予防保全を充実して修繕の効率化を図りライフサイクルコストを抑制
・Bリーグなどのプロスポーツの開催やパラスポーツの体験教室による普及促進、トップアスリート招聘によるイベント開催を提案 |
民間付帯事業 | ・3X3バスケットコートの整備によるアーバンスポーツの普及促進
・平日のロビーや会議室等を勉強スペースとして無料開放 |
地域貢献 | ・代表企業を県内企業が務めるなど県内本社企業の出資比率が77%と極めて高く地元事業者が主体的な役割を果たすとともに、解体・建設工事の約72億円を地元発注とすることで地元人材・資材等を最大限活用 |
4 米子新体育館整備等事業者選考委員会
(1)委員会の構成
区分 | 氏名 | 所属 |
委員長 | 原田 宗彦(はらだ むねひこ) | 大阪体育大学学長 |
副委員長 | 高増 佳子(たかます よしこ) | 米子工業高等専門学校教授(建築デザイン部門) |
委員 | 宮脇 儀裕(みやわき よしひろ) | 鳥取短期大学教授(生活学科住居・デザイン専攻) |
山根 朋洋(やまね ともひろ) | 公認会計士山根事務所代表 |
檜山 恵理(ひやま えり) | 鳥取県障がい者スポーツ協会 障がい者スポーツプロデューサー |
若林 満弘(わかばやし みつひろ) | 米子市経済部長 |
盛田 聖一(もりた しょういち) | 鳥取県地域社会振興部長 |
(2)審査結果
委員会において提案内容の性能審査を行って評価点を算出し、提案価格により算出される価格評価点と合計して総合評価点を算出した。
項目 | 最優秀提案者 | 次点の提案者 |
総合評価点(1000点満点) | 733.86点 | 681.81点 |
| 性能評価点(750/1000) | 491.45点 | 431.81点 |
価格評価点(250/1000) | 242.41点 | 250.00点 |
5 今後のスケジュール(予定)
時 期 | 内 容 |
令和6年2月中旬 | 基本協定の締結 |
2月下旬 | 審査講評・客観的評価結果の公表 |
3月下旬 | 事業契約締結 |
6月 | 市民体育館解体着手(供用5/26まで) |
令和7年4月 | 米子アリーナ建設着手 |
令和9年1月 | 米子アリーナ建設完了 |
3月 | 米子アリーナ供用開始 |