令和4年度鳥取県文化功労賞・文化奨励賞表彰式の開催
2022年12月20日提供 資料提供
提供課等:地域づくり推進部文化政策課
担当/係名:アート活性化担当
電話番号:0857-26-7134
FAX番号:8108
令和4年度鳥取県文化功労賞及び鳥取県文化奨励賞に係る表彰式を下記のとおり実施します。
記
1 令和4年度受賞者について(文化功労賞:年齢順、文化奨励賞:五十音順)
表彰の種類 | 氏名 | 年齢 | 住所 | 分野 |
文化功労賞 | 中尾廣太郎(なかおひろたろう)氏 | 73歳 | 鳥取市 | 美術(洋画) |
岸本章(きしもとあきら)氏 | 71歳 | 鳥取市 | 美術(日本画) |
文化奨励賞 | 井田幸昌(いだゆきまさ)氏 | 32歳 | 県外 | 美術(現代美術) |
山本耕平(やまもとこうへい)氏 | 38歳 | 県外 | 音楽(声楽) |
2 表彰式
(1)日時 12月26日(月)午前10時から10時30分まで
(2)場所 知事公邸 第1応接室(鳥取市東町一丁目133番地)
(3)出席予定者
知事
受賞者(上記1の4名)
選考委員 上田京子(うえたきょうこ)氏、門脇博(かどわきひろし)氏、白石由美子(しらいしゆみこ)氏、田中仁成(たなかきみなり)氏、前田昭博(まえたあきひろ)氏
3 鳥取県文化功労賞受賞記念巡回展の開催
(1)巡回展(受賞者の功績や経歴の紹介パネルのほか、作品やこれまでの活動を振り返る資料を展示)
・米子市美術館 令和5年2月23日(木)〜26日(日)※会期中無休
・倉吉博物館 令和5年3月1日(水)〜5日(日) ※会期中無休
・鳥取市文化センター 令和5年3月9日(木)〜12日(日) ※会期中無休
(2)関連事業
受賞者によるギャラリートーク (事前申込制、各回定員20名)
日時:令和5年3月12日(日)
中尾廣太郎氏 1回目:午後2時30分〜午後3時、2回目:午後3時50分〜午後4時20分
岸本章氏 1回目:午後3時10分〜午後3時40分、2回目:午後4時30分〜午後5時
場所:鳥取市文化センター 展示ホール(鳥取市吉方温泉三丁目701)
(3)その他
巡回展会場に、文化奨励賞受賞者の業績や活動を紹介するパネルをあわせて展示する。
<参考>
1 選考理由
(1)文化功労賞
氏名等 | 選考理由 |
中尾廣太郎(なかおひろたろう)氏
73歳
美術(洋画)
鳥取市 | 大学卒業と同時に作家活動に入り、現在まで画業に専念して、精力的に個展やグループ展を行っている。
個性的な画風で知られ、全国公募展での受賞歴のほか、全国の美術雑誌でたびたび取り上げられるなど、高く評価されている。また、歴史ある全国公募の美術団体・東光会で審査員などを務めるなど、全国的に活躍している。
県内では、県展、市展の審査員を務めるほか、鳥取県美術家協会の発足や基盤づくり等に尽力され、現在は鳥取東部から但馬の作家を集めた鳥取洋画家協会の会長として、東部を中心に本県の洋画界を牽引している。 |
岸本章(きしもとあきら)氏
71歳
美術(日本画)
鳥取市 | 全国公募展への出品を続け、日展で入選20回以上、特選1回を受賞し、また菅楯彦大賞展で大賞を受賞するなど、全国的に高い評価を得ている。
自然に恵まれた山陰の風景や人物画を主なテーマとして、県内外で個展活動を精力的に続け、近年はイカ墨顔料を使った新たな表現にも挑戦している。
県展の運営委員及び審査員を長年務め、県内の美術振興に大きく貢献するとともに、絵画教室等で後進の指導を行うなど、普及育成の面においても尽力している。 |
(2)文化奨励賞
氏名等 | 選考理由 |
井田幸昌(いだゆきまさ)氏
32歳
美術(現代美術)
県外在住 | 確かなデッサン力と表現力をベースに、積極的に様々な技法や作風に挑戦し、日本のみならず世界に通用する芸術を生み出している。
海外のギャラリーと契約をするなど、積極的に国内外で発表を続けながらキャリアを築く姿は、これからのアーティストのモデルとして、与える影響力は非常に大きい。
サザビーズ香港のオークションでの高評価や、著名なファッションブランドDiorとのコラボレーション、ピカソ生誕地の美術館からアジア人としては初めて招聘され展示をするなど、世界的にも注目されている。 |
山本耕平(やまもとこうへい)氏
38歳
音楽(声楽)
県外在住 | 公益財団法人東京二期会の会員として、主要なオペラ公演や演奏会に継続して出演し、『ファルスタッフ』フェントン役、『ラ・ボエーム』ロドルフォ役で主役、「第九」のソリストを務めるなど第一線で活躍している。
とりぎん文化会館梨花ホールリニューアル記念コンサートをはじめ、定期的に県内の公演に出演し、県民にクオリティの高い貴重な鑑賞の場を提供している。
また、県内の若手と共演し、プロとしての技術指導はもちろんのこと、歌手としての姿勢を舞台上で見せ、後進の育成に尽力するほか、CD「I Love DAISEN−アイラブ大山−」をリリースするなど、地元に貢献している。 |
2 表彰の概要
(1)文化功労賞
県民文化の向上発展に資することを目的として、優れた文化芸術活動により広く文化の振興に功績のあった方の功労を称えるために、平成15年度に創設。令和3年度までに27分野、51名が受賞。
ア 賞の対象
芸術文化の各分野において顕著な功績をあげ、県民文化の向上発展に貢献した県民(県内に在住していた者を含む。)で、次の各号のいずれかに該当する者。
(ア)永年にわたり芸術文化活動に従事し功績顕著な者
(イ)その他県民文化の向上発展に貢献したと知事が認めたもの
イ 選考の方法
選考委員会において総合的に審議し選考。
ウ 賞の内容
表彰状及び記念品
(2)文化奨励賞
文化芸術の各分野において、優れた業績をおさめた又は新生面を開くなど優れた活動を行った将来性のある新人を表彰し、挑戦やステップアップを後押しするとともに、本県の文化芸術の創造、奨励及び振興に資することを目的に今年度創設。
ア 対象分野
音楽、舞踊、演劇、美術、文芸、大衆芸能、映像の7分野
イ 賞の対象
(ア)過去2年間に優れた業績をおさめた又は新生面を開くなど優れた活動を行った者
(イ)概ね40歳以下又は活動歴が15年以下の者
(ウ)県内在住者又は本県出身者
ウ 選考の方法
業績及び活動に対する専門審査員の審査を行い、選考委員会において、将来における発展性など総合的に審議し選考。
エ 賞の内容
表彰状及び賞金(10万円)を授与