新教材を使ってあいサポート運動学習を促進
2025年04月22日提供 資料提供

提供課等:福祉保健部ささえあい福祉局障がい福祉課
担当/係名:社会参加推進室社会参加推進担当
電話番号:0857-26-7675
FAX番号:0857-26-8136

あいサポート運動学習の県内全小学校での実施に向け、あいサポートキッズ向け教材を刷新するとともに、動画を新たに制作しました。今後、教育委員会、県社会福祉協議会、あいサポートメッセンジャー等とも連携しながら当該教材を活用した授業を行うなどあいサポートキッズの育成を促進していきます。
概要
・視覚障がい、聴覚障がい、精神障がいなど7つの障がい特性を紹介するとともに、どのようなことに困るのか、どのようなことに配慮する必要があるかを考えながら学ぶことができる内容(小学校4年以降の授業での活用を想定。)。
・教材の制作に当たっては、公益社団法人鳥取県視覚障害者福祉協会、公益社団法人鳥取県聴覚障害者協会など、県内の当事者団体に協力を依頼。
(1)ハンドブック(内容を刷新)
・視覚障がい、聴覚障がい、肢体不自由、内部障がい、知的障がい、精神障がい、発達障がいの7つの障がいについて、それぞれの障がい特性について紹介。
・障がいのある方が困っている場面(例:見えない・見えにくい人がタッチパネル式レジの前で困っている場面、きこえない・きこえにくい人が受付で音声のみで呼び出されている場面等)をイラストで掲載し、障がいのある方がどのように困るのか、接する際にはどのようなことに配慮すべきなのかを問いかけ、自分たちで考えながら学べる内容としている。
(2)動画(新規に制作)
・今まであいサポートキッズ向けの映像教材は無かったことから、ハンドブックと併せて活用することにより、障がい理解のさらなる促進を図ることを目的に今回新たに制作。
・県内の障がい当事者やその家族の方に出演していただき、ハンドブックと同じく7つの障がいについての特性や必要な配慮等について紹介。
・あいサポートクイズ(4問)のコーナーを設け、子どもたちが自主的に考える時間をつくることによって障がい理解をさらに深めることができる内容となっている。
活用場面
(1)小学校における授業
・あいサポートメッセンジャーを派遣して行うあいサポーター研修(あいサポート運動学習会)
・小学校が独自で行う障がい関係の授業
(2)地域等で行う障がい理解に係る学習会など
参考
「あいサポート運動」について
障がいのある方が困っていることなどを理解して、障がいのある方に対してちょっとした手助けや配慮を実践することにより、障がいのある方が暮らしやすい地域社会(共生社会)をつくっていく運動。運動に協力し、実践する方々を「あいサポーター」という。
「あいサポートキッズ」について
障がいについて学び、障がいのある人もない人も、みんなで共に生きようとする「あいサポートの心」を持って行動する子どもたち(小学生)のこと。県内すべての小学校でのあいサポート運動学習の実施を目指している。
「あいサポートメッセンジャー」について
あいサポート運動の推進役・講師役となる方のこと。市町村社協職員、県・市町村行政職員、学校教員やあいサポート企業(団体)の職員、障がい福祉サービス事業所等職員のほか、障がいのある方への支援に関心のある方が、鳥取県社会福祉協議会が主催する研修に参加することでメッセンジャーになることができる。
【あいサポートキッズ向け教材掲載ページ(とりネット)】
https://www.pref.tottori.lg.jp/224949.htm