こども園における感染性胃腸炎の集団発生について
2022年04月22日提供 資料提供
提供課等:中部総合事務所中部総合事務所倉吉保健所
担当/係名:医薬・感染症対策課難病・感染症対策担当
電話番号:0858-23-3145
FAX番号:0858-23-4803
4月22日(金)、倉吉市内のこども園から中部総合事務所倉吉保健所に「多数の園児と職員に嘔吐・下痢等の症状が発生しており、有症者の一部からノロウイルスが検出されている。」との報告があった。
1 患者発生状況(4月22日(金)午後5時現在)
| 区 分 | 在籍者数 | 累計患者数 | 現有症状者 |
園 児 | 99名 | 10名 | 10名 |
| 職 員 | 24名 | 2名 | 2名 |
施 設 名:学校法人淳心学院 聖テレジアこども園 (倉吉市福吉町1376−6)
代表者名:園長 小林 研志(こばやし けんし)
主な症状:嘔吐・下痢・吐き気・腹痛 ※重症者なし
初発日:4月21日(木)
(注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者
が発生した場合をいう。
※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材には御配慮ください。
2 今後の対応
(1)施設及び家庭での二次感染防止対策の徹底の指導
(2) 園児及び職員の健康調査の継続
<感染性胃腸炎(5類感染症)>
○感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。
○原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。
○鳥取県感染症流行情報第15週(4月11日〜4月17日)によると、感染性胃腸炎は、東部及び中部地区で患者報告数が増加し、東部地区で流行しています。集団発生事例が報告されており、注意が必要です。 |
<各施設における予防対策>
○下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。
○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。
○下痢便や嘔吐物の処理をする場合は、使い捨て手袋を使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行うこと。
○手すり、ドアノブ、汚染衣服等の消毒を行うこと。
○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。 |
※この資料は、倉吉記者クラブにも提供しています。