県政一般・報道提供資料

「用瀬の流しびな」が「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」に選択されました

2021年01月13日提供 資料提供


提供機関

提供課等:地域づくり推進部文化財局文化財課   担当/係名:文化財保護担当 
電話番号:0857-26-7525  FAX番号:0857-26-8128

内容

国の文化審議会(文部科学大臣の諮問機関、会長 佐藤(さとう) 信(まこと))は、令和3年1月15日(金)に開催される同審議会文化財分科会の審議・議決を経て、下記の文化財を「記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財」として選択することについて文化庁長官に答申しました。

名称

 用瀬の流しびな(「用瀬のひな送り」の名称で昭和60年6月に鳥取県無形民俗文化財に指定)

所在地

鳥取市用瀬町

保護団体

用瀬民俗保存会(会長:松本五郎)昭和47年設立

公開期日

旧暦3月3日

概要

(1)文化財の特色

 雛人形に心身の穢れや災厄を移して水辺に送る行事は,「流し雛」や「雛流し」などと呼ばれ,雛祭りの源流となる古くからの習俗と考えられている。その伝承は,各地に散見されるが,本件は,呪具としての人形(ひとがた)に人間の形代(かたしろ)の役目を負わせ,送るという信仰をよく伝えており,同種の行事の典型例と考えられる。また,流しびなは鳥取県では因幡地方で広く行われていたが,伝承が途絶えた地域が多く,現在では当地に残るのみとなっており,我が国の民間信仰や節供行事の変遷を考える上で貴重である。

(2)文化財の説明
 本件は鳥取県鳥取市用瀬町に伝承される女児の三月節供の行事 で,晴着で着飾った女の子たちが雛人形に災厄を託して川 に流し, 無病息災や無事な成長を祈願する。かつては ,旧暦 3月3日の夕方頃から家ごとに行われていたが ,現在は,同日の午後地区を流れる 千代川(せんだいがわ)の水辺で時間を定めて行っている。雛人形は,男女一対の小さな紙雛で,藁製の丸い桟俵の上にのせ,桃の小枝や 季節の 花,菓子などを添えて,川の緩やかな瀬を選んで下流へと送る。また,この日には,「ひな荒らし」と称して,近所の子供たちを自宅に呼んで雛祭りの 御馳走を振舞う習わしもあり,各家では,新旧 の 雛人形を座敷 や玄関口などに飾り,一般に披露する。



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