県内におけるヘルパンギーナ警報の発令
2023年06月28日提供 資料提供
提供課等:福祉保健部感染症対策局感染症対策課
電話番号:0857-26-7857
FAX番号:0857-26-8143
感染症発生動向調査のヘルパンギーナの集計速報値(令和5年第25週:6月19日〜6月25日)で、下記のとおり中部及び西部地区の患者報告数が警報開始基準値である1定点当たり6人を超えたことから、本日、県内全域にヘルパンギーナ警報を発令しました。
今後も大きな流行が継続するおそれがあることから、県民の皆さまにおかれましては、手洗い等の取り組みによる感染予防・感染拡大防止に御協力をお願いします。
なお、前回の警報発令は令和3年10月13日であり、2年ぶりの発令です。
記
1 発令地区
鳥取県全域
2 定点当たり患者報告数(令和5年第25週(6月19日〜6月25日))
5.05人(東部地区:1.75人、中部地区:7.75人、西部地区:7.29人、患者報告総数:96人)
3 県民の皆さんへのお願い
○ヘルパンギーナは、夏かぜの代表的疾患で、突然の発熱と口腔内に水疱がみられる病気です。
○主に4歳以下の小児にみられますが、大人も感染します。
○十分な水分及び栄養補給にこころがけましょう。
○症状があった場合は、早めに医療機関で受診しましょう。
○ウイルスはのどと便中に排出されます。
○このウイルスには、アルコール消毒が効きにくいです。手洗いを徹底しましょう。
(1)警報について
以下の基準に基づき、警報を発令・解除する。なお、基準値は、国に同じ。
| 基準値 | 要件 |
警報 | 定点当たりの患者数
6人 | 警報開始基準値を超えた保健所の人口の総計が県全体の人口の
30%を超えた場合 |
解除 | 定点当たりの患者数
2人 | 警報終息基準値を超える保健所の人口の総計が県全体の人口の
30%未満となった場合 |
≪今回の例≫
・中部、西部地区で警報発令の基準値6人を超えたことから、警報報発令基準を満たす。⇒警報を発令
・鳥取県の推計人口(鳥取県人口移動調査:令和5年6月1日現在)
地区 | 人口 | 人口割合 |
東部地区 | 218,698人 | 40.6% |
中部地区 | 95,513人 | 17.7% |
西部地区 | 224,639人 | 41.7% |
合計 | 538,850人 | 100% |
(2)過去の警報発令日・解除日(直近)は、以下のとおりです。
・警報発令日:令和3年1
0月13日 警報解除日:令和3年12月8日
(3) 県内の小児科定点医療機関:19の医療機関(東部8、中部4、西部7)
(4) 定点当たり患者数とは、1週間にヘルパンギーナで定点医療機関を受診した1定点当たりの患者数。