ズワイガニ漁解禁後1週間の水揚げ状況
2022年11月17日提供 資料提供
提供課等:農林水産部水産振興局漁業調整課
担当/係名:資源管理担当
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令和4年漁期ズワイガニ漁解禁から1週間(11月7日〜15日まで)の概況について報告します。
記
解禁から1週間(11月7日から15日まで)の概況
(1)ズワイガニ漁は11月6日に解禁され、7日より網代漁港、鳥取港及び境漁港で順調に水揚げされている。
(2)初水揚げから15日までのズワイガニ全体の水揚げは、148,657kg(対前年比101%)、水揚金額は647,124千円(対前年比89%)となった。
(3)松葉がにの水揚げは、63,247kg(対前年比105%)と前年並み、単価は6,033円/kg(対前年比85%)と前年よりやや下がった。
(4)親がには、85,410kg(対前年比98%)と前年並み、単価は3,109円/kg(対前年比90%)と前年よりやや下がった。
(5)松葉がに、親がにの単価がやや下がったのは、北陸方面で資源の回復傾向が見られており、水揚げ量が多い地区への鳥取県からの陸送需要が減少したことなどからと思われる。
(6)今漁期のズワイガニのTAC(漁獲可能量)は796トンで(前漁期850トン)、解禁後1週間のTAC消化率は19%(前漁期は17%)となっており、前漁期と同様のペースである。
(7)特選とっとり松葉がに五輝星の水揚状況(11/7〜11/14まで)
・水揚枚数136枚、水揚金額7,119,000円、平均単価52,346円/枚
・値幅18,000〜1,000,000円
<参考>前年同時期の状況
・水揚枚数44枚、水揚金額3,016,000円、平均単価68,545円/枚
・値幅30,000〜900,000円
【五輝星が多かった要因】
水産試験場が10月に行ったトロール調査によると、松葉がにの推定資源量は、甲幅12cm以上の大型個体の資源量が、小型個体(10.5〜12cm)を上回る結果となったことや、解禁当初、例年と異なり、大型の個体が漁獲されやすい漁場で操業が行われたこと等から、大型の五輝星サイズの松葉がにが水揚げされやすい状況になったと考えられる。
集計結果(11月7日から15日まで)