保育園における感染性胃腸炎の集団発生について
2021年07月12日提供 資料提供

提供課等:中部総合事務所中部総合事務所倉吉保健所
担当/係名:医薬・感染症対策課
電話番号:0858-23-3145
FAX番号:0858-23-4803

7月12日(月)、東伯郡内の保育所から中部総合事務所倉吉保健所に「半数以上の園児に嘔吐、下痢の症状が発生しており、有症者の一部からノロウイルスが検出されている。」との報告があった。
患者発生状況(7月12日(月)午後1時現在)
区分 | 在籍者数 | 累計患者数 | 現有症状者 |
園児 | 6名 | 3名 | 3名 |
職員 | 10名 | 0名 | 0名 |
施 設 名:北栄町社会福祉協議会 栄保育所 (東伯郡北栄町下種373-4)
代表者名:所長 石井 路代(いしい みちよ)
主な症状:嘔吐・下痢 ※重症者なし
初発日:7月9日(金)
(注)集団発生とは、同一施設で1週間以内に10名以上もしくは全利用者の半数以上の患者
※患者のプライバシー保護の観点から、当該施設への取材には御配慮ください。
今後の対応
(1)施設及び家庭での二次感染防止対策の徹底の指導
(2)園児及び職員の健康調査の継続
<感染性胃腸炎(5類感染症)>
○感染性胃腸炎とは、嘔気、嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸症状を主とする感染症です。
○原因としては、細菌性のものとウイルス性のものがあり、ウイルス性のもののうち、ノロウイルス及びロタウイルスが代表的なものです。
○鳥取県感染症流行情報第26週(6月28日〜7月4日)によると、感染性胃腸炎は、東部地区、中部地区でやや流行しています。
<各施設における予防対策>
○下痢、嘔吐、腹痛などの症状があった場合は、早めに医療機関を受診すること。
○施設利用者等に用便後、調理前後、食事前の手洗いの励行を徹底すること。
○下痢便や嘔吐物の処理をする場合は、使い捨て手袋を使用するとともに、手洗い、十分な消毒を行うこと。
○手すり、ドアノブ、汚染衣服等の消毒を行うこと。
○施設内で予防対策を確認し、正しい知識を普及すること。
※この資料は、倉吉記者クラブにも提供しています。