県政一般・報道提供資料

アニサキスを原因とする食中毒が多発しており、家庭内調理においても注意をお願いします

2023年07月19日提供 資料提供


提供機関

提供課等:生活環境部くらしの安心局くらしの安心推進課   担当/係名:食の安全担当 
電話番号:0857-26-7211  FAX番号:0857-26-8171

内容

アニサキスが寄生したサバ、イワシ等による食中毒事例が相次いでいます。アニサキスは季節を問わず魚に寄生しており、県内で過去最高の発生件数(年間16件)となった昨年に匹敵するスピード(9件・今年7月18日現在)で発生しています。

    特にアニサキス食中毒は、家庭内での発生が多くなっていることから、家庭内調理の際、下記3の予防方法の徹底をお願いします。

アニサキスの特徴

(1)特徴体長が約2〜3cmで半透明白色の寄生虫(線虫類)で、目視確認により除去できます。 (2)アニサキスが寄生する魚介類
   サバ、イワシ、イカ、サンマなど

食中毒の症状

激しい腹痛、吐き気、嘔吐など(食後数時間から十数時間で発症します。)

食中毒の予防方法

(1)加熱調理
60℃で1分、70℃以上では瞬時に死滅します。なお、酢漬けや醤油漬けでは死滅しません。
(2)冷凍処理
20℃で24時間以上冷凍すると死滅します。
(3)新鮮な魚を選び、速やかに内臓を除去
時間経過により内臓から筋肉に移動することが知られています。
(4)目視確認して除去
   目に見える大きさなので、よく確認して取り除くことが重要です。

主な食中毒事例

(1)刺身用ではない魚(イワシやサバ)を購入して、自宅で捌き刺身にして食べたところ、数時間後に激しい腹痛があり、医療機関を受診したところ、胃からアニサキスが摘出された。
(2)購入したサバを自宅で捌き、「シメサバ」にして食べたところ、激しい腹痛を発症した。酢でしめれば問題ないと思っていた。

参考資料

参考資料



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