令和6年度鳥取県美しいもりづくり功労者知事表彰の決定
2024年03月22日提供 資料提供
提供課等:農林水産部森林・林業振興局森林づくり推進課
担当/係名:森林保全活用担当
電話番号:0857-26-7304
FAX番号:0857-26-8192
県土の緑化及び森林保全の推進に寄与することを目的に、林産物の生産、緑化の推進、森林保全の実践及びその普及について特に功績のあった者(個人又は団体)を表彰する、鳥取県美しいもりづくり功労者を、審査の結果下記のとおり決定しました。
記
鳥取県美しいもりづくり功労者
1 鳥取県美しいもりづくり功労者
氏名・団体名等 | 功績内容 |
大家 繁博 さん (鳥取市) | ・高校卒業後の昭和41年春より家業の農林業に従事し、今まで50年以上にわたり所有林の整備と林業経営に取組み、現在はご子息が立派に林業後継者として起業するほか研修会の講師を務めるなど、後継者育成にも貢献している。
・また、農林業経営の安定化を図るため、昭和60年から自ら原木を切り出し、椎茸栽培を行っている。平成18年から27年までは鳥取県椎茸生産組合連合会長を務め、鳥取県の椎茸業界を長く牽引している。 |
合同会社MANABIYA(智頭町) | ・平成29年に設立して以来、智頭町土師地区町有林(約60ha)の管理を任され、間伐等の森林整備の推進や、移住者や若手林業家の育成を精力的に行っているほか、都市部の企業と連携した森林保全活動を実施している。
・智頭農林高校の森林科学科の生徒を対象に、毎年、立木伐倒やかかり木処理等の丁寧な指導を行い、森林保全の普及啓発や林業後継者の育成に寄与している。 |
湯梨浜町立東郷小学校(湯梨浜町) | ・平成29年から、総合的な学習の時間に地域と連携して森林教育や植樹体験、木工教室を実施している。実施にあたっては、地域住民、森林組合、森林整備センター、行政機関等と連携しており、児童にとって大変貴重な学びや体験の場となっている。
・活動は、児童にとって身近な東郷ダム周辺の森林で行われており、自然環境への関心を高めることやふるさと東郷の魅力を発見・発信する機会にもなっている。 |
鳥取県西部森林組合 (南部町) | ・同組合は昭和45年に組織されて以来、5市町村(米子市、南部町、伯耆町、境港市、日吉津村)にまたがる森林の整備を行っている。
・松くい虫被害対策においては、平成22年度に南部町において松くい虫被害を受け荒廃地化した山に、アカマツ、クヌギ、ヒノキを植栽し、森林の復旧を行ったほか、平成22年の雪害により甚大な被害が出た弓ヶ浜マツ林の再生のため、平成25年度に弓ヶ浜・白砂青松育て隊となり、今までクロマツ約1,000本の植栽や下刈りなどの保育作業、松くい虫被害防止のための樹幹注入を実施している。 |
上谷 春 さん (日野町) | ・40年以上にわたって椎茸栽培を続け、現在の経営規模は、年植3,000本、総数15,000本になる。また、長年に渡り、鳥取県西部地区椎茸生産組合連合会長を務められ、ほだ場管理や作業等を若手生産者などに広く公開するとともに、県内及び県外の視察も積極的に受け入れ、情報交換し、更なる技術向上に取り組んでいる。
・収穫した椎茸の乾燥工程においては、椎茸を置く位置や設定温度・時間・換気を調整するなど、県内でもトップクラスの技術力と定評がある。その成果として令和元年の全農乾椎茸品評会で農林水産大臣賞を受賞する他、多数の受賞歴を有している。 |
表彰
鳥取県美しいもりづくり功労者には、第68回鳥取県植樹祭において鳥取県知事表彰を行います。
審査会
(1)開催日 令和6年3月11日(月)
(2)審査員
区分 | 職 名 | 氏 名 |
委員 | 鳥取県町村会主幹 | 衣笠 千春(きぬがさ ちはる) |
元鳥取市立醇風小学校長/元鳥取県小学校長会長 | 久岡 賀代子(ひさおか かよこ) |
(公社)鳥取県緑化推進委員会理事
日本海テレビジョン放送(株)経営戦略局長 | 深田 真由美(ふかだ まゆみ) |
鳥取県連合婦人会会員 | 宮本 奈津枝(みやもと なつえ) |
智頭の山人塾塾長(審査会会長) | 山本 福寿(やまもと ふくじゅ) |
農林業 | 吉田 定夫(よしだ さだお) |
(3)審査基準
表彰は次のいずれかに該当する者(個人又は団体)に対して行う。
ア 林産物の生産、森林の多様な利活用及び木の良さを伝える活動を通じて美しいもりづくりに顕著な功労があった者
イ 森林の造成・森林の保全等を通じて美しいもりづくりに顕著な功労があった者
ウ 後継者育成、青少年等への森林・林業教育及び伝統的な技術を後生に継承する取り組みを通じて美しいもりづくりに顕著な功労があった者