県政一般・報道提供資料

旅館におけるノロウイルスによる食中毒の発生について

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2025年03月05日提供 資料提供


提供機関

提供課等:生活環境部くらしの安心局くらしの安心推進課   担当/係名:食の安全担当 
電話番号:0857-26-7211  FAX番号:0857-26-8171

内容

1 経緯
 令和7年3月2日(日)夜に、下記の宿泊施設から「2月25日(火)の宿泊客から体調不良の訴えがあり、従業員にも同様の症状の者が複数いる。」と相談があり調査を行いました。

2 調査の内容
 調査の結果、2月25日から3月2日までの宿泊客91グループ223名のうち、42グループ76名に症状があることが判明しました。患者は当該施設での宿泊及び飲食以外に共通の行動歴がなく、施設内で食事以外での感染を疑う情報がないこと、患者及び調理従事者の便からノロウイルスが検出されていることから、この施設を原因とするノロウイルスによる食中毒であると判断しました。
よって本日、有限会社松月旅館が営業する「皆生松月」の飲食店営業に対して食品衛生法に基づき3月5日(水)から9日(日)まで5日間の営業停止の処分を行いました。
なお、この処分は食品衛生法に基づき飲食の提供を制限するものであり、旅館業の宿泊を制限するものではありません。
また、本件における調査は継続中です。

原因施設

屋号:皆生松月(よみ:かいけしょうげつ)
業種:飲食店営業
所在地:米子市皆生温泉三丁目4-25
営業者:有限会社松月旅館 代表取締役 福元 隆司

病因物質

ノロウイルス

原因食品

当該施設が2月25日から3月3日までの間に提供した食事(和会席、和朝食)

症状

腹痛、下痢、嘔吐、発熱など(現在は快方に向かっている)

患者

42グループ76名

(内訳)
宿泊日
宿泊者数
患者数
2月25日
13グループ 26名 
6グループ13名 
2月26日
12グループ 36名 
9グループ24名 
2月27日
14グループ 30名 
9グループ14名 
2月28日
15グループ 38名 
8グループ15名 
3月1日
19グループ 48名 
7グループ 7名 
3月2日
18グループ 45名 
3グループ 3名 
合計
91グループ223名 
42グループ76名 

食中毒予防のポイント(県民への呼びかけ)

ノロウイルスによる食中毒は、冬季を中心に1年を通じて発生しています。
(1)嘔吐、下痢などの症状があるときは、食品を直接取り扱う作業を控えましょう。
(2)トイレの後、調理や食事の前は、石けんで手をよく洗いましょう。アルコール消毒はあまり効果がありませんので、汚れの残りやすいところは、特に丁寧に洗うようにしましょう。
(3)加熱して調理する食品は、中心部まで火がとおるように十分に加熱しましょう。
(4)調理器具の消毒は、塩素又は熱湯での消毒が有効です。


最後に本ページの担当課
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