ウニ養殖にJA鳥取中央 倉吉秋冬野菜生産部と連携。「鳥取の豊かな海の再生応援団」に認定。
2022年12月13日提供 資料提供
提供課等:農林水産部水産振興局漁業調整課
担当/係名:漁業調整担当
電話番号:0857-26-7339
FAX番号:0857-26-8131
その他関係所属 : 漁業調整課 (0857-26-7339)
鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会(委員長:鳥取県漁業協同組合 代表理事専務 大磯一清)では、プロジェクトの趣旨に賛同し、プロジェクトが取り組む鳥取の豊かな海の再生のための活動に積極的に御協力いただいている方々を「鳥取の豊かな海の再生応援団」に認定しています。
現在、鳥取県沿岸全域で藻場の衰退が問題となっており、その主な要因としてムラサキウニの大量発生が考えられています。このムラサキウニに新しい価値をつける取組みとして、鳥取県漁協においてウニ漁港内養殖技術開発試験を行っていますが、養殖用の餌の安定的な確保が課題となっていました。
このたび、当プロジェクトの趣旨に賛同いただいたJA鳥取中央倉吉秋冬野菜生産部(部長 高岡錦稔(かねとし)氏)の支援により、県産キャベツ等を用いたウニ養殖体制が実現しました。
ついては、その協力に感謝し、下記により「鳥取の豊かな海の再生応援団」に認定します。
なお、このプロジェクトは、次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる“日本財団「海と日本プロジェクト」”の一環として実施しています。
記
1 日時
12月16日(金)午前10時30分〜
2 場所
JA鳥取中央 本所(倉吉市越殿町1409番地)2階 役員室
3 内容(予定)
・経緯説明(実行委員会)
・JA鳥取中央倉吉秋冬野菜生産部へ「鳥取の豊かな海の再生応援団認定証」授与
・JA鳥取中央倉吉秋冬野菜生産部より一言
(当日は、JA鳥取中央倉吉秋冬野菜生産部から鳥取県漁協へキャベツ等の提供が行われます。)
【参考1】経過
10月下旬より、ウニ漁港内養殖技術開発試験として、鳥取県漁協では青谷支所と泊支所の2か所で漁港内の活用されていない区域(陸上、海面)を活用した試験蓄養を実施。
ウニは大食漢なことから、身入りや味に効果的な餌の安定的な確保が課題となっていたところ、県園芸試験場、倉吉農業改良普及所の仲介により、JA鳥取中央倉吉秋冬野菜生産部より軽い虫害などで出荷できないキャベツやブロッコリーを安定的に提供いただけることとなった。
11/14より週に60〜70kg(約50個)を同生産部から提供いただいている。
鳥取県漁協では、12/21まで蓄養試験を行い、以降、むき身加工等により、商品性を確認する。
【参考2】JA鳥取中央倉吉秋冬野菜生産部が生産する倉吉産のキャベツについて
スーパーに並ぶ鳥取県のキャベツの産地を御存じでしょうか?鳥取県産キャベツの最大の産地は倉吉市なんです!
倉吉市は西日本有数の肥沃な畑地帯で、大山黒ぼくや大山の伏流水による豊かな土壌、清涼な水、さわやかな気候の中、倉吉すいかのきめ細かい栽培技術を持つ生産者が丹精込めて生産しています。すいか生産で培われた細やかな気配りと厳しい品質管理により、倉吉産キャベツは15の規格に分けられ、どれを手に取ってもしっかりと葉が巻きずっしりと重く、それでいてシャキシャキとした瑞々しい食感が魅力です。
これからの季節、出荷量は少なくなりますが、雪の合間に収穫される倉吉産キャベツは、甘味、品質ともに格別です。
【参考3】「鳥取の豊かな海の再生応援団」について
鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」の趣旨に賛同し、プロジェクトが取り組む鳥取の豊かな海の再生のための活動に積極的に御協力いただいている方々を「鳥取の豊かな海の再生応援団」に認定している。
これまでに、本年9月10日に鳥取賀露港にて開催した当プロジェクトのキックオフイベント「とっとり海のごちそう祭」において、一般ボランティアダイバーとしてウニの駆除に協力いただいている鳥取大学ダイビングサークル「海鳥」、ムラサキウニの駆除の効果について研究する公立鳥取環境大学太田研究室を認定しており、このたび3団体目の認定となる。
団体概要
団体名称:鳥取ブルーカーボンプロジェクト「豊かな海の再生を目指して」実行委員会
(一般社団法人海と食文化フォーラム)
活動内容:鳥取県漁業協同組合、鳥取県、農林中央金庫らが官民一体となり、藻場の衰退の要因となっているムラサキウニの商品化をモデルケースとした海の豊かさの啓発等により、地域とともに鳥取の豊かな海を取り戻すことを目的に活動。
日本財団「海と日本プロジェクト」
さまざまなかたちで日本人の暮らしを支え、時に心の安らぎやワクワク、ひらめきを与えてくれる海。そんな海で進行している環境の悪化などの現状を、子どもたちをはじめ全国の人が「自分ごと」としてとらえ、海を未来へ引き継ぐアクションの輪を広げていくため、オールジャパンで推進するプロジェクトです。
http://uminohi.jp