今期の調査期間は、調査に適さない天候不良の日が多く、また、積雪や低温による夜間の路面状況の悪化で欠測地点が多くなりました。このため、過去の調査と一概に比較ができませんが、29地点中、25地点で夜空の明るさが20〜21等級(天の川がよく見られる環境)となり、良好な星空環境に大きな変化は生じていないと考えられます。
等級別地点数の推移(過去3カ年度/冬期調査)
 | 令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 |
21等級 | 5地点 | 17地点 | 28地点 |
20等級 | 20地点 | 24地点 | 14地点 |
19等級 | 4地点 | 2地点 | 2地点 |
18等級 | 0地点 | 0地点 | 0地点 |
| 総観測地点数 | 29地点 | 43地点 | 44地点 |
※夜空の明るさの等級について
等級の値が大きいほど夜空が暗く、星が見えやすい環境にあるといえます。
| 等級 | 夜空の明るさ目安(星の見え方には個人差があります/出典:環境省) |
| 21以上 | 天の川の複雑な構造が確認でき、星団などの観測ができる |
| 20以上〜21未満 | 山や海などの暗さ。天の川がよく見られる |
| 19以上〜20未満 | 郊外の暗さ。天の川が見え始める |
| 18以上〜19未満 | 住宅地の明るさ。星座の形がよく分かる |
| 17以上〜18未満 | 市街地の明るさ。星座の形が分かり始める |
| 17未満 | 都市部の明るさ。星はほとんど見られない |